球界のレジェンド・山田久志氏が竜ドラ1高橋宏斗に金言「夏場に一軍へ」―その心は!?

球界のレジェンド・山田久志氏が竜ドラ1高橋宏斗に金言「夏場に一軍へ」―その心は!?

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
ドラフト会議を終えて迎えた11月1日の放送は、ドラゴンズが単独1位指名に成功した中京大中京高校・高橋宏斗投手がスタジオ生出演。今回のコラムは、高橋投手が番組で語ったプロ入りに向けた抱負やパーソナルな一面を垣間見せた発言などをピックアップ。また、解説者・山田久志さんによる高橋投手の評価についても紹介したい。
まずは高橋投手の生い立ちから知る兄・伶介(れいすけ)さんが明かしてくれた、幼少期から現在に至るまでの貴重な成長ストーリーから・・・

宏斗少年がドラゴンズジュニアで選ばれたポジションは“ショート”

「サンデードラゴンズ」に出演する高橋宏斗投手©CBCテレビ

愛知県尾張旭市出身の高橋宏斗投手は2002年8月9日に野球が大好きな高橋家の次男として誕生。

「生まれた時から野球がそこにはあったので。よく家の中で野球をやっていた事があって、それで畳はボロボロになって。ボールがエアコンに当たって壊れたというのはよくありましたね」(兄・伶介さん)

宏斗少年が兄に憧れて少年野球チーム「三郷ファイターズ」に入ったのは小学2年生の時。ポジションはピッチャーではなくショートだった。小学6年生の時には根尾昂や石川昂弥もプレーしたドラゴンズジュニアに選ばれた。

「(体が)全然小さかったですね。小学生の頃は正直そんなに野球がうまい方ではなかった。いわゆるガキ大将みたいな感じでした。本当にクラスの中心でまとめ役みたいなことをやっていました」(兄・伶介さん)

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手©CBCテレビ

 本格的にピッチャーを始めたのは「豊田リトルシニア」に在籍していた中学2年生の時。そして、中京大中京高校に入学すると才能が一気に開花。身長が伸びるとともに球速が大幅にアップし、1年生の秋には146キロをマーク。兄・伶介さんはその成長を肌で感じとっていたという。

「帰省するたびに(弟・宏斗が)大きくなっているなと思いました。毎年、正月にキャッチボールをやっているんですけど、受ける球がだんだん強くなってくるというのはひしひしと感じました」(兄・伶介さん)

 自慢の剛速球を武器に高校2年生の秋、中京大中京高を明治神宮大会優勝に導くと、今年の8月には自己最速の154キロをマーク。甲子園交流試合の智弁学園戦では延長10回を投げきり、去年の8月から公式戦28戦全勝。“負けない男”として評価を上げた。
 中京大中京高のチームメイトが明かす高橋投手の“意外な素顔”というエピソードの中には、高橋投手の人間性を知ることのできる驚きのエピソードが・・・。イマドキそんな高校生がいるのか!?

「電車の乗り換えの時にゴミが落ちていたら、最寄の駅まで持っていってゴミ箱に捨てるっていうのはすごいなと思います」(チームメイト)

高橋宏斗投手に10の質問。ズバリ、メジャー志向は!?

「サンデードラゴンズ」©CBCテレビ

高橋宏斗投手を知るために行なわれたのが「10の質問」。「○」「×」の回等とコメントは以下。

(1)ドラゴンズに好きな選手がいる →『○』
「今大活躍されている大野雄大投手が好きな選手です。チームの勝利に貢献できるピッチャーというのはすごく魅力的だと感じています。野手では高橋周平選手がチームの中心となって打席に立っていて、すごいバッターだなと感じています。子どもの頃に見ていた選手では川上憲伸投手が一番印象的でした」

(2)できれば1人で投げきりたい →『○』
「自分はずっと先発ピッチャーとしてやってきていたので最後まで投げ切ることには魅力を感じていますし、投げるからには最後まで自分でいきたいという思いはあります」

(3)ストレートには自信がある →『○』
「キャッチャーミットに突き刺さるような真っすぐというのを自分の中のイメージとしてやっているので、それは常に求めています。球速の目標は最低限155キロというのをクリアして常時150キロを超えるピッチャーになっていきたいと思います」

(4)プロで対戦したい選手がいる →『○』
「一軍の選手と対戦したいという思いがあるので、一軍のマウンドに立ちたいという思いでいます」

「サンデードラゴンズ」に出演する高橋宏斗投手©CBCテレビ

(5)女の子にはモテるほうだ →『×』
「(モテない?) はい(笑)」

(6)大好きな芸能人がいる →『×』
「特にはいないです」

(7)周りの友達からあだ名で呼ばれている →『×』
「下の名前で“ひろと”と呼ばれることが多いですね」

(8)流行に敏感だ →『○』
「流行っている映画だったりとか、タピオカをチームメイトと飲みに行ったりもします。音楽だと今有名なヒゲダンはすごく聴きますね」

(9)野球以外の特技がある →『○』
「球技がとても好きなのでサッカーやバスケやバレーが得意ですし、好きです」

(10)将来はメジャーリーガーになりたい →『×』
「まずは中日ドラゴンズの優勝に貢献できるようなピッチャーになりたいという思いが強いのでそこをクリアしていきたいと思います」

プロでの目標は? 一年目と最終目標を宣言!!

「サンデードラゴンズ」©CBCテレビ

 高橋投手がプロでの目標として掲げたのは、一年目が“一軍登板”。そして、最終目標は“球界No.1投手”と宣言。その意気込みと意図について語った。

「一年目はまずはしっかり体を作って1勝でも多くチームの勝利に貢献したいという思いがあります。今は下半身強化を中心に走り込みやウェイトトレーニングに取り組んでいます。最終目標に“球界No.1投手”と書いたのは、やっぱりやるからには一番を目指してやっていきたいと思いますし、球界ナンバーワン投手としてチームの勝利に貢献していきたいです。そのためにレベルアップしたい部分は、ストレートの球速や質がまだまだだと思うので、総合的にすべての力を上げていきたいと思います」

球界のレジェンド・山田久志氏からの金言 「目標は夏場に一軍昇格」

「サンデードラゴンズ」に出演する高橋宏斗投手と山田久志さん©CBCテレビ

スタジオ解説の山田久志さんは高橋投手の映像を見た印象を次のように話した。

「高校生にしては体が大きいし全身を使って投げられる。非常に身体の強さを感じるピッチャーだなという印象。ピッチングフォームを見ると直すところもそんなにない。やはり先発完投型に十分なれると思う」

 そこで山田さんから高橋投手への期待として挙げられた目標は、一年目が“夏場に一軍へ!!”。最終目標は“沢村賞”。“夏場に一軍へ”の真意には、球界のレジェンドならではの含蓄のあるものだった。

 「おそらく本人としては最初から1軍にいたいという思いが強いでしょうけど、プロ野球のピッチャーになったら調整方法がまったく変わってくる。その調整方法や練習方法を自分の体で覚えるためには時間が掛かります。ですから夏場に向けて1軍に向かうと。沢村賞というのは、やっぱり球界ナンバーワン投手ですから。それに私は選考委員ですから(笑)。その節は任せてください」

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「他人のゴミを拾って捨てる―。そのエピソードで高橋宏斗の虜になりました!!」

「サンデードラゴンズ」に出演する高橋宏斗投手©CBCテレビ

今週のサンドラを観た感想・・・。何がすごいって、電車に乗っていて落ちているゴミを見つけたら、拾って駅のごみ箱まで持っていくというエピソードに惹かれました!! えっ、惹かれませんか!? 一流の選手はやっぱり人間性も伴っていると思うのです。本日、惜しくも引退を発表された吉見一起投手がそうです。竜の黄金期を支えた絶対的エースという地位を築き超一流となったあとも、吉見投手は初めて会った人(正確には横を通りすぎただけ)にも本当に丁寧に挨拶をしてくれました。そんな人として素敵な吉見投手だからこそ・・・本当に惜しくて、残念で。でも、吉見投手ご自身が決められたことなので、本当にありがとうございましたと心から感謝の気持ちを言いたいのです。吉見ファンのひとりとしてこの場を借りて言わせていただきます。ドラゴンズ史上初の連覇は吉見投手がいなければ叶わなかった。本当にありがとうございました!! そして、絶対に戻ってきてください。ドラゴンズ球団はくれぐれも他球団に奪われるような下手は打たないよう、何卒。

(このコラムを書いたのは・・・、サンドラ視聴歴約30年のアラフォーな竜党おじさん)

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