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日本に数本しかない珍しい構造の橋!?愛知県にある“構造美に優れた橋”を巡る旅

日本に数本しかない珍しい構造の橋!?愛知県にある“構造美に優れた橋”を巡る旅
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、道マニア歴29年の松村真人さんが、愛知県にある“構造美に優れた橋”を巡ります。

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珍しい構造!中路アーチ橋「フォレストブリッジ」

CBCテレビ『道との遭遇』

幼い頃から“橋”に興味を持ち、道マニアになってからも“橋”を愛してきたという松村さん。そんな松村さんが、構造美に優れたとっておきの橋を案内してくれます。

最初に訪れたのは、愛知県大府市(おおぶし)と東浦町(ひがしうらちょう)の境にある「あいち健康の森公園」。

(道マニア・松村真人さん)
「景観デザインと構造が一体化した珍しい設計の橋がある」

姿を現したのは、「フォレストブリッジ」と呼ばれるアーチ橋。アーチの上に道路がある橋を“上路(じょうろ)アーチ橋”、下に道路がある橋を“下路(かろ)アーチ橋”と呼び、現在のアーチ橋はこの2つの構造が主流となっています。

CBCテレビ『道との遭遇』

一方「フォレストブリッジ」は、アーチが道路の中間にあるため、“中路(ちゅうろ)アーチ橋”と呼び、構造的に複雑で施工が難しいことから、あまり見ることができない橋だと言います。

CBCテレビ『道との遭遇』

この橋は公園の景観に調和するようにデザイン性を重視し設計されたそうで、その優れたデザインが評価され、2001年に「土木学会デザイン賞」を受賞しています。

日本に数本しかない珍しい構造の橋!?三弦トラス構造の「潮風橋」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、半田市にある「潮風の丘緑地」。

(道マニア・松村真人さん)
「道マニアになる前からずっと好きな、弦が3つしかない『潮風橋(しおかぜはし)』」

1994年に竣工した「潮風橋」は、三角形の集合体“トラス”で補強した構造の“トラス橋(きょう)”。トラスを上側で支えている鉄骨を上弦、下側で支えている鉄骨を下弦と呼び、多くのトラス橋は4つの弦で支えた四弦トラス構造になっています。

CBCテレビ『道との遭遇』

しかし、「潮風橋」は上弦が1本、下弦が2本と、3つの弦で造られているため、“三弦トラス橋”と呼ばれています。

この三弦トラス橋は、歩道橋は国内に約10本、車道は5本しかない、全国的にも大変珍しい構造だと言う松村さん。

(道マニア・松村真人さん)
「最初の三弦橋はドイツの鉄道用に造られた。三角形だと鉄が少なくて済むということで導入されたが、設計の手間がかかるのと、材料が特殊なので低コストにならず、主流にはならなかった」

街のシンボル!曲線だけで造られた「八帖歩道橋」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、岡崎市を走る国道1号と248号の交差点。

(道マニア・松村真人さん)
「ここの歩道橋は、全て曲線だけで造られている」

CBCテレビ『道との遭遇』

一日約9万台の車が行き交う、岡崎市で特に交通量が多い交差点で、一際存在感を放っているのが「八帖(はっちょう)歩道橋」。この歩道橋には直線がなく、「曲線美がたまらない」と松村さんは言います。

(道マニア・松村真人さん)

「この国道1号を拡幅するときに、岡崎市の中心部にあるということでシンボルになる橋を造ることになった」

CBCテレビ『道との遭遇』

この交差点は交通量が多く慢性的に渋滞も発生していたことから、国道1号の拡幅工事が実施されます。その渋滞緩和計画に関連し、歩道橋の建設もすることに。

岡崎市の中心部に位置することから、地域の象徴となるモニュメントとしてふさわしいデザインをコンセプトに、「岡崎城」から着想。別名「竜ヶ城(たつがじょう)」にちなみ、竜が絡み合う様をイメージしてデザインされ、平成元年に竣工しました。

橋が昇降する!?住宅街の川に架かる謎の可動橋

CBCテレビ『道との遭遇』

最後に訪れたのは、豊川市。豊川市文化会館と県営住宅の間にある橋は、「構造美ではないが不思議な構造をしている」と松村さん。

(道マニア・松村真人さん)
「この橋は、路盤がせりあがる昇降式の可動橋」

船が通りそうもない狭い川の上に存在し、周りは港でもなく住宅街にあるのが珍しいそう。この橋は、増水時に橋桁が川の流れを妨げたり、水流や土砂などによって橋が崩壊したりしないよう、昇降式の可動橋として建設されました。

CBCテレビ『道との遭遇』

歩道橋であれば階段を設置して高さを確保できますが、車道であるため、橋自体を上げる方式が採用されたとのこと。橋が可動するほどの増水は数年に一度ほどで、その際には約1m上がり、橋は通行止めになります。

可動橋のすぐ南の交差点に固定の道路橋が存在するにも関わらず、なぜこの場所に予算をかけて可動橋を建設する必要があったのか。それは、「昔は今よりもたくさん団地があったことに関係する」と松村さんは言います。

昭和46年に橋の東側に県営住宅が建設され、昭和50年には西側に保育園や小中学校ができ人口が増加。

CBCテレビ『道との遭遇』

そして、南の交差点は一方通行で迂回する必要があり、交通量の増加に伴い団地からアクセスしやすく、県道と行き来できる車道が必要であったと松村さんは考察します。

昭和54年に架けられたこの橋は「新諏訪橋(しんすわはし)」と名付けられ、全国的にも珍しい住宅街の可動橋として長年に渡り利用されています。

CBCテレビ「道との遭遇」2025年10月28日(火)午後11時56分放送より

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