TBS系朝の情報番組『THE TIME,』の中継コーナーに、CBCテレビの若狭敬一アナウンサーが登場。愛知県から日本唯一の「からくり文化部」を紹介しました。

　中継場所は、犬山市の「IMASEN犬山からくりミュージアム」。犬山祭の山車（だし）からくり、座敷からくりの人形など、からくり文化にまつわる様々な資料を展示しています。1635年から続く犬山祭は、毎年4月に行われ、13輌の車山（やま）と呼ばれる山車が街を練り歩きます。からくり人形は、高さ8メートルの車山の上で、その豪華さを競っています。

　若狭アナがミュージアムの奥に進むと、愛知県立犬山高校「からくり文化部」の生徒たちが笛や太鼓を演奏していました。演奏する生徒たちの後ろでは、からくり人形が動いています。日本で唯一のからくり文化の部活動は、32年の歴史があり、現在部員は11名。からくり人形の下、幕の中には人形を操る4人の生徒がいました。人形の手足などのパーツにつながる紐を引っ張り、繊細な動きを操作しています。操る紐の多さを見た若狭アナが「何だかもつれそうです。右手を上げることはできますか？」とお願い。赤いテープがついた紐を引っ張ると、人形は見事に右手を上げました。

　からくり文化部のメンバーは、からくり演目「紅葉狩」を披露。若狭アナは、伝統芸を生実況です。今日は『THE TIME,』という舞台で、普段の練習の成果を大いに見せてもらいましょう！武将が紅葉を楽しんでいる時に、きれいな女性が現れます。なんと女性の正体は鬼だったというものです」と内容を紹介。お囃子に合わせて舞っていた人形の顔が、鬼の顔に早変わりしました。さらに人形はゆっくりと回転していきます。若狭アナは人形を操る4人の息の合った連携を絶賛し、和楽器の演奏ぶりも実況。最後に鬼が再び回ってフィナーレとなりました！

　「すばらしかった！」と話しながら若狭アナがカメラの前に入ってくると、おかっぱ頭のカツラで真っ赤な口紅。どうやら実況しながら、からくり人形に早変わりしたようです。

　スタジオからは「凛々しく、かっこよかったです！これからも伝統を守っていってください」と生徒たちにエール。若狭アナは「私のメーク、いらなかったみたいですね」と頭をかきました。

　おかわり中継は、若狭アナが「大皮」という太鼓に挑戦。まずは先生がお手本を見せると、きれいな音が響きます。生徒たちが「大・成・功！」とポーズを取る中、若狭アナは「いよー！」と声を出しながら、手のひらで太鼓を打ちますが、先生は「30点」と渋い採点。最後に若狭アナが「恐ろしいほど母に似ています！」と自分のメークの出来栄えを伝え、中継終了となりました。

（11月04日（金）放送TBS系『THE TIME,』より）