明治ミルクチョコレート100年。日本人が苦手だったチョコの歴史
ロングセラーの「明治ミルクチョコレート」が、1926年(大正15年)9月13日の発売から来月で100年を迎えます。製造元の明治は、当時のレシピやパッケージを再現した復刻版を、来月8日から期間限定で全国のスーパーやドラッグストアで販売します。8月27日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、ジャーナリストの北辻利寿さんが、チョコレートが日本人に受け入れられるまでの歴史を解説しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く始まりはメキシコの薬
チョコレートの原料はカカオ豆です。もともとは滋養強壮の薬として、アメリカ大陸のメキシコの先住民族が使っていました。
16世紀、探検家のコロンブスがカカオ豆を見つけ、ヨーロッパへ持ち帰ります。しかしカカオ豆だけでは味に難があったため、砂糖などを加えて作られたのがチョコレートだといわれています。
宮部「今、コンビニではカカオ何パーセント、何パーセントとパーセンテージごとに細かく陳列されている。始まりはそこですか」
北辻「そうなんです。大事な歴史ですよね」
日本上陸は江戸時代
日本にチョコレートが入ってきたのは江戸時代。長崎の出島にオランダ人が持ち込んだといわれています。
大正時代になると森永製菓や明治製菓が創業し、国内でもチョコレートが作られていきます。
実は、ヨーロッパから輸入されたビターチョコレートは日本人には苦いものでした。そこで両社は、ミルクを加えて味をまろやかにしたチョコレートを作ります。これがミルクチョコレートです。
当時スイスには粉ミルクを入れたチョコレートがありましたが、ミルクをそのまま入れたものはあまりなかったといいます。
バレンタインのほろ苦い記憶
高級なものから駄菓子屋のものまで、お楽しみにもご褒美にもなるチョコレート。山本衿奈が思い出として挙げたのは、5円玉の形をした「5円チョコ」です。
山本「少ないお小遣いで、この5円チョコだったら100円で20個とか買えるんですよ」
宮部「僕はチロル(チョコレート)だったり、あるいはバレンタインデー。これは勝手に期待してましたね」
北辻「私、実はチョコレート、あんまり好きじゃなかったんですよ。チョコレートを食べられないこどもだった、ずっと長い間」
バレンタインにチョコレートをもらう友達を横目に、「自分は嫌いだからいいや」と思っていたと振り返ります。
宮部「(笑)今なんかしみじみと僕に訴え…涙目ですけど」
北辻「つらい思い出ですよね」
宮部「その気持ちわかります。僕も、玄関にピンポン、バレンタインデー。弟へのチョコレート。もう僕、メッセンジャーでしたからね。思い出しますね、北辻さん。苦いですね、チョコレート」
北辻「思い出にもミルクを入れて甘くしたいなぁ」
変わらないことが務め
明治は「変わらないことがお客様に対するメーカーの務め」だとしており、100年間、基本的にレシピを変えていません。
北辻「今回の復刻版も、100年前の味がしっかりと楽しめるっていうか。苦くない、甘いチョコレートの思い出に浸るのもいいかもしれませんね」
数千円、数万円するものから100年変わらない明治ミルクチョコレートまで、選択肢は今、さまざまです。
宮部「ちょっと甘苦くなっちゃいました」
変わらないレシピのまま、100年目の9月13日がやってきます。
(minto)
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