CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

本当は怖い「こむら返り」。受診の目安は?

本当は怖い「こむら返り」。受診の目安は?

誰でも一度は経験したことがある「こむら返り」。身近な症状ですが、実は病気が隠れている可能性もあります。8月13日放送の東海地方のラジオ番組『CBCラジオ #プラス!』では、スマートクリニック代表で整形外科医の福田誠先生が、受診した方がいい「足のつり」について紹介しました。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

こむら返りに隠れている病気

福田先生によると、毎日のように足がつる、昼間も何度もつる、片方の足だけ頻繁につるといった場合には注意が必要です。さらに、足のつりにしびれや痛みが伴う場合も、病気が隠れている可能性があります。

こむら返りの原因として、福田先生が代表的なもののひとつに挙げたのが糖尿病。
糖尿病では、血糖値が高い状態が続くことで、将来的に神経や血流に障害が起こることがあります。

福田「糖尿病が隠れている方、あるいは糖尿病のコントロールが悪い方は、夜間のこむら返りが頻繁に起こると言われているんですね」

また、整形外科で多くみられるのが、腰の病気に伴う足のつりです。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどによって神経が圧迫されると、足がつりやすくなる場合があります。

さらに、歩くと足がしびれ、少ししゃがんで休むと楽になる場合には、腰の病気が関係している可能性もあります。
こうした症状が重なっている場合には、腰の病気にも注意が必要です。

薬の副作用にも注意

こむら返りには他にも病気が隠れていると語る福田先生。

足がつる患者の足を診察する際、血管がボコボコと盛り上がっていることがあるとのこと。これが、下肢静脈瘤の特徴のひとつです。
下肢静脈瘤では、夕方になると足の血流が悪くなり、だるさやむくみを感じることがあります。さらに、血流の悪化によって夜中にこむら返りが起こることもあり、こむら返りは下肢静脈瘤の症状のひとつになるといいます。

また、病気だけでなく、薬の副作用が原因になるケースもあります。例えば、高血圧や腎臓の病気などで使われることがある利尿薬では、尿と一緒にナトリウムやカリウムなどの電解質が体外に出て、不足することがあります。
また、一部のコレステロールを下げる薬が筋肉に影響し、こむら返りの原因となることもあります。

薬を服用していて足がつるようになった場合は、自己判断で薬をやめるのではなく、主治医や専門家に相談することが大切です。

受診のタイミングはいつ?

では、どのようなタイミングで病院を受診すればいいのでしょうか?

「3日連続で足がつると受診の目安」と福田先生。
特に注意したいのが、こむら返りに加えて、しびれを感じたり、足に力が入りにくくなったりする場合です。また、両足ではなく、いつも同じ片方の足だけが何度もつる場合も注意が必要です。

加えて、自分の足をよく観察することもポイントです。血管が盛り上がっているなど、普段とは違う変化がないか確認してみましょう。

気になる症状があれば、医療機関への受診が勧められます。

何科に受診するべき?

相談先としては、こむら返りを日常的に診察している整形外科が選択肢のひとつです。
また利尿薬などを服用している場合は、普段から薬を処方してもらっている内科のかかりつけ医に相談するのもよいでしょう。
必要に応じて、専門医を紹介してもらうこともできます。

福田「ただ足がつるだけと思わず、繰り返す場合、一度相談されてみてください」

こむら返りは「足が疲れたから」と軽く考えてしまいがちな症状です。しかし、何度も繰り返す場合には、糖尿病や腰の病気、下肢静脈瘤、薬の副作用などが隠れている可能性があります。

気になる症状が続いている人は、まず自分の足や症状を一度よく観察し、必要に応じて医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP