NBAの審判は公平じゃない?ジャーナリストが解説
アメリカでは春はバスケットボールのシーズンです。4月21日の『CBCラジオ #プラス!』では、スポーツジャーナリストの生島淳さんが電話出演し、日本時間4月19日に開幕したNBAプレーオフ2026と、ロサンゼルス・レイカーズの八村塁選手について詳しく語りました。リーグの仕組みから選手の評価、さらにはアメリカ独特の観戦文化に至るまで、多角的に話題が展開されました。聞き手は西村俊仁アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く八村塁選手の年棒は
NBAは11月に開幕し6月のファイナルまで続く長いシーズンで戦う、冬から春にかけて楽しめるスポーツです。
東西それぞれ15チームずつで構成され、そのうち上位8チームがプレーオフに進出。ファーストラウンドからカンファレンス決勝まで、すべて7戦4勝制で争われます。
最終的には東西の王者が激突するNBAファイナルが待っており、長いシーズンを勝ち抜いたチーム同士による頂上決戦が繰り広げられます。
今回生島さんが話題にしたのは、ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁選手。
富山県出身で、仙台大学附属明成高校からアメリカのゴンザガ大学へ進学し、その後NBA入りを果たしました。
現在28歳の八村選手は、レギュラーシーズンの平均得点が11.5点です。
生島「NBAで平均得点が2桁に乗っていれば、どのチームに行っても必要とされる人材なんですね」
また、年俸は約1800万ドル、日本円にしておよそ27億円に達するとのこと。これには西村も「言葉を失いますね」と驚きを見せ、かつて渡米時に地元・富山のお菓子を持参したというエピソードを振り返りながら、「親しみやすいイメージのままだったので、その金額とのギャップにびっくりする」と率直な感想を述べました。
スター選手としての責任と期待の大きさも含め、八村選手が確実にNBAの中で存在感を高めている様子が伝わってきます。
名門・レイカーズの歴史
レイカーズは今季、ウエスタンカンファレンス4位でプレーオフに進出。ファーストラウンドではヒューストン・ロケッツと対戦し、初戦を制してシリーズをリードしています。プレーオフは7戦4勝制のため、先に4勝したチームが次のラウンドへ進出します。
生島さんは、レイカーズがNBA屈指の名門である点にも言及。優勝回数はボストン・セルティックスの18回に次ぐ17回です。
生島「まさに名門中の名門」
西村も1980年代から90年代にかけての強さを思い起こし、「印象に残っている」とコメント。マジック・ジョンソンやコービー・ブライアントといったレジェンドの名前も挙がり、チームの歴史の厚みが改めて語られました。
なお、上位シードであるレイカーズはファーストラウンドではホームアドバンテージを持ちますが、勝ち進んだ場合はより上位のチームと対戦する可能性が高く、その際には不利な条件になるとのことです。
ホームチームが有利
NBAの特徴的な要素として「ホームアドバンテージ」の強さがあります。
生島「バスケットボールは特にホームチームが有利なスポーツ」
審判の判定やフリースロー数にもその傾向が見られるということです。
西村「でも、審判って本来公平じゃなきゃダメでしょ?」
生島「公平じゃないですね。ホームチームに有利な笛。遠征チームに多く反則の笛が吹かれることが多い印象があります」
統計的にもホームチームのフリースローが多い傾向があるとのこと。ファウルが増える終盤では1回の判定が得点に直結するため、この影響は非常に大きいといいます。
生島「アメリカの人、面白いのはね、アウェイなチームに有利な判定があると怒るんですよね、お客さんが。『審判何やってんだ』みたいな感じ」
西村「じゃあもうそもそもNBAというスポーツはそういう風な目でみんな見てるっていうことなんですね」
生島「ホームアドバンテージ文化が最も強い競技です」
生島さんは、こうした文化を「アメリカらしい一面」としつつ、どこか「ダサくて可愛い」と表現しました。
今年の「FIFAワールドカップ2026」もアメリカでも開催されます。そこにおいても同様の観戦文化が見られる可能性があると生島さんは言及。
それに対し西村は「そうした文化も含めて楽しみたい」と語り、スポーツ観戦の多様な魅力に触れました。
NBAプレーオフという最高峰の舞台で存在感を示す八村塁選手と、長い歴史を持つ名門レイカーズの挑戦。そして、その裏側にあるアメリカ独自のスポーツ文化。
今後のシリーズの行方とともに、日本人選手のさらなる活躍からも目が離せません。
(ランチョンマット先輩)
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