影響広がるナフサショック。私たちにできる事は?
TOTOは、中東情勢の悪化による原材料不足の影響で、2026年4月13日よりユニットバスおよびシステムバスの新規受注を停止しました。今後の注文に関しては当面の間見合わせるとのことで、依然緊迫する中東情勢が私たちの生活に直接的に影響を及ぼし始めたことを感じます。4月14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーの投稿を交え、つボイノリオと小高直子アナウンサーがこの話題を取り上げます。
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中東情勢の悪化により、「エネルギーの大動脈」とも呼ばれているホルムズ海峡を取り巻く環境は、いまだ緊張したまま。
日本にとっては輸入原油の9割が運ばれる極めて重要な海域であるため、各業界にはすでに影響が出始めています。
「TOTOがユニットバスの今後の受注を停止したとのことです。その影響で他メーカーに注文が流れるし、じきにどこもパンクするでしょう。既に断熱材がないし、コーキングや屋根の防水紙、外壁を工場で作るための塗料、塗料関係全般もです。
まだまだあれもこれもないし、住宅の内装材も今後なくなります。見通しが立たないと新築住宅がこれ以上作れないことになります。自分もですし、何十万人が失業してしまいそうな予感がします」(Aさん)
小高「建材は割と早い時点からいろんなものが品不足になっているという話がありますね」
これらは主に、原油を材料とするナフサが不足していることが大きな原因だと言われています。深刻な供給不足と価格高騰が発生するとともに、各メーカーでは出荷停止や受注制限が相次いでいる状況です。
ただのモノ不足ではない
令和の米騒動が記憶に新しいですが、これまでにもさまざまな原因でモノが流通しなくなるという事態はたびたび起こってきました。しかし今回の場合は少し深刻だと小高。
小高「流通がおかしくなることで、私たち消費者が買うスーパーやお店から商品がなくなり、買い占めが起こるということは何度もありました。でも今回はそうでなく、そもそもメーカーさんのところに物が回ってこないという状況なんですよね」
その上原油やナフサ、そしてそれらに由来する製品は自国だけでは生み出すことができません。
「ガソリン燃料や医療製品だけでなく、多岐にわたりホルムズ海峡の影響がじわりじわり出てきているようで、この先が心配です。早く何とかしてほしいです」(Bさん)
つボイ「戦争やっている人たちは、こういうことを気にしていないんでしょうか。他国の平和な日常も奪われても構わないんでしょうか」
医療現場では
ナフサ不足が与える深刻な影響は、当然建築業界だけにとどまりません。
小高「前々から言われていますが、医療関係のものがどんどん入手困難になっていて、病院が困っているという話もありますよね」
ナフサ不足はプラスチック由来の点滴バッグや注射器、手袋、人工透析機器などの医療用品にも生産・流通不足をもたらし、医療崩壊を招くリスクがあると言われています。
つボイ「直接命にかかわる話ですよ」
石油化学メーカーでは、医療用品の生産に向けた優先的な原料配分が検討されているとのこと。医療現場でも在庫の確保や再生利用可能な資材への切り替えなど、緊急時の対応が迫られていますが、深刻な事態は免れないとも言われています。
小高「根本的な原因はホルムズ海峡が封鎖されている部分なので、あそこがまた平和的に元に戻ればいいんですが」
私たちにできる事
しかしこれは建築業界や医療現場に限った話ではなく、この状態が長期的に続けば誰もが無関係ではいられない状況になってくることは明白です。
つボイ「サランラップだって同様ですよ。毎日使いますよね」
小高「あれもこれもって言い出すと番組が終わっちゃうくらい、石油由来のものって本当にいろんなものがありますから。『どれも使ってないから大丈夫』っていう人はいないと思います」
身の回りを改めて見まわしてみると、ビニール袋やごみ袋、洗剤やシャンプーのボトル、ペットボトルやお菓子の袋など、あらゆるプラスチック製品で溢れています。
小高「じゃあ私たちレベルでどうしたらいいのかというと、まずは買い占めに走らないこと。そして根本原因をなんとか打開してもらえるよう、政府に頑張ってもらうこと」
つボイ「どういう外交が国民にとっていいのか、併せて考えるいい機会だと思います」
(吉村)
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