メタリックの靴を選ぶ人が増えたのはなぜ?
ファッションを考える時、ついつい見落としがちなのが靴。衣服だけではなくどんな靴を選ぶかによっても印象は変わりますが、靴の選び方によってどのような効果があるのかはよくわからないもの。そこで、12月19日放送『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナルスタイリストで『最高にしっくり似合う服選び』(学研プラス)の著者、久野梨沙さんが靴が与える影響について解説しました。聞き手はパーソナリティの石坂美咲と竹地祐治アナウンサーです。
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靴が印象に与える影響は意外と小さくなく、久野さんは「先端って目立つんですよね。意外と視線が止まるというところで、全体の印象を左右するものです」と指摘。
ひとつは靴の選び方によって、全体的にキチンとした印象を与えること。
例えば服がカジュアルであっても、レザーシューズを履くと大人っぽく引き締まり、逆にスーツに近いジャケットとパンツであっても、スニーカーならリラックスした印象を与えます。
また、見た目だけではなく気持ちにも影響を与えるもので、女性ですとヒールを履くとピリッと引き締まったりしないでしょうか。
スニーカーだとアクティブな気持ちになれたりと、自分の立ち振る舞いや気持ちのスイッチの入れ方にも影響を与えます。
形と素材の選び方
では、革靴やヒール、スニーカーといった種類以外で、色などはどのように選べば良いのでしょうか?
「まずは形と素材、色を意識すると良い」と久野さん。
形はつま先が重要で、ポインテッドトゥという尖った形を履くとシャープさからビジネス仕様の印象を与えます。
逆に丸いものは優しい感じ、親しみやすさを与えます。
スニーカーであっても丸いものだけではなく細いものもあるので、意外と印象が変わります。
素材については例えばレザーシューズの場合、つるっとした表側や加工されているエナメルは、フォーマルな印象を与えるそう。
一方でケバケバしたスウェードやスニーカーのようなキャンバス地はカジュアルさや温かみを与えるので、キチンと感が変わってきます。
意外と簡単な色の選び方
形や素材はこれから出かける際の状況によって選ぶところですが、全体のコーデを考えるとやはり色が大事。
いったい、どのような色を選べば良いのでしょうか?
久野さんは「顔から一番遠いパーツが足元なので、あんまり顔写りとか似合う色とか気にしなくて良いんですよ」とアドバイス。
そのため、自分が好きな色や意外と派手な色を取り入れやすいそうです。
全身をシックにまとめていても、派手な色の靴を選んでも意外とキマるとのこと。
「シルバーのピカピカした靴を履いてきた人が、最近増えてるような気がする」と竹地。
実際にメタリックカラーを選ぶ人は多く、アクセサリー代わりで意外といろいろな服に合う、と久野さん。
冬はどうしても全体が暗い色になりがちですので、明るくなって良いとのことです。
最後に久野さんにまとめとして、靴の選び方を伺いました。
まずはその日多く歩くかどうかで履きやすさを優先して、靴を選んだ後に服を合わせるのが良く、人と会う時や印象を重視したい時は、大きな面積である服から選んで靴を選ぶと良いとのことです。
(岡本)
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