2024年の売り上げは41億円!日本一のチョコの祭典「アムール・デュ・ショコラ」徹底取材!ファンが選ぶ“推しシェフ”第1位は?
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爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は、ジェイアール名古屋タカシマヤで開催する日本一のチョコの祭典「アムール・デュ・ショコラ」を徹底取材。2024年7月から取材を始め、総取材時間は200時間以上!なぜ日本一愛されるのか、その秘密に迫ります。
約140ブランド、約2600種類のチョコが集結!
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2024年は来場客数80万人以上、売り上げは過去最高の41億円を記録したアムール・デュ・ショコラ。今回は、国内外から約140ブランド、約2600種類のチョコが集結しています。
開幕の1月17日。朝の5時には、すでにアムールデララバたちが!先頭の女性は岡崎市から。抽選に当たった先行入場客330人が先に入店するため、先頭に並んでも目当てのチョコが買えないことも。
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中でも、最も入手困難なお店が「ラルケスト」。伊藤良明シェフが2016年にフランス・パリに立ち上げたレストランで、オープンから5か月でミシュラン一つ星を獲得した超人気店です。「ユニックジャルダン」は、ラルケストのコース料理のデザートとして出てくるチョコ。外側にコーティングしたチョコは、なんと1mmの薄さです!
(ラルケスト・伊藤良明シェフ)
「最初は木苺のような甘酸っぱい香りで、その後、柑橘の爽やかな香りに。最後に、1gだけキャラメルバターを入れているので深みが出ます」
用意した11種類は全て完売。すると、伊藤シェフはタカシマヤの外へ。ラルケストは、会場から車で20分の場所に、仕込みのためのお店をレンタル。パリから料理長の石崎シェフを含むスタッフ3名、東京から4名を招集する徹底ぶり!パリと東京のお店を閉め、数千万円の売り上げ減を覚悟しています。
(ラルケスト・伊藤良明シェフ)
「去年は手に入れられなかったというお客様が多かったので、質はしっかり維持するという範囲内で、限界まで挑戦しています」
会場で「推しシェフランキング」を調査!
アムールが日本一のチョコの祭典になった理由は、ここでしか買えない限定商品、そしてシェフへの推し活!会場には、30人以上のシェフが集まっています。
番組は、最もファンに推されているシェフを会場で206人にアンケート。最新の「推しシェフランキング」を発表します。
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「推しシェフランキング」第10位は「カフェタナカ」の田中千尋シェフ。名古屋市北区にある創業62年のお店。田中シェフのチョコ作りへのこだわりは、季節感を感じながらチョコを味わってもらうこと。今回のアムールのために探し出した新素材は、岐阜県高山市の「野村農園」のレモンバーベナというハーブ。「ビジュー・ド・ショコラテ ヴェルジュ」では、粉末にしたレモンバーベナ合わせたホワイトチョコのクランチが味わえます。
「推しシェフランキング」第9位は「レ トロワ ショコラ パリ」の佐野恵美子シェフ。
「推しシェフランキング」第7位は2人。1人目は「カルヴァ」の田中二朗シェフ。カルヴァは神奈川県鎌倉市のチョコレート専門店です。田中シェフは、世界最高峰のショコラティエを決める大会「ワールドチョコレートマスターズ2022」で日本人初の三冠受賞。アムール限定商品の「クルミッ子羊羹ショコラ」は、蒸し羊羹に自家製キャラメルショコラとくるみを掛け合わせています。
2人目が、アムールを代表する5人の大御所シェフ「ファイブスター」の1人「クラブハリエ」の山本隆夫シェフ。今回は「ショコラバーム コメダブレンド」を販売しています。
「推しシェフランキング」第6位もファイブスターの1人「アッシュ チョコレートワールド」の辻口博啓シェフ。世界最大のチョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で8回連続金賞を受賞した人気シェフです。
アムール人気のきっかけは柴田シェフ!?
「推しシェフランキング」第5位は、30周年を迎えた「シェ・シバタ」の柴田武シェフ。「トランタン」には、三重県熊野市でとれる柑橘「新姫」を使ったチョコが入っています。
今は人気のアムールですが、その起源となる2001年は“バレンタインランド”という名前でした。柴田シェフによると、当時は作ったものが完売するかどうかという毎日だったそうです。
入社以来アムールに関わってきたタカシマヤの佐藤さんによると、シェフを目的に来場するお客さんが増えたきっかけになったのが柴田シェフなのだとか。
第1回の2001年の売り上げは、5000万円以下。しかし、シェフによるサインやファンサービスが当たり前になり、2024年は過去最高の41億円を売り上げました。
「推しシェフランキング」第4位はファイブスターの1人「トシ・ヨロイヅカ」の鎧塚俊彦シェフ。「栗バターサブレ」は、クッキーと生チョコがおいしい逸品です。
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「推しシェフランキング」第3位は「メゾンカカオ」の石原紳伍ディレクター。カカオディレクターの石原さんが手がける神奈川県鎌倉市の生チョコレートブランドです。水分量を極限まで高めた「アロマ生チョコレート」が人気。
「推しシェフランキング」第2位は「フォルテシモ アッシュ」の石本泰規シェフ。名古屋市千種区のフォルテシモアッシュは、辻口シェフがオーナーシェフを務める人気店。石本シェフは、辻口シェフに憧れ、2007年に入社しました。
新作はキャラメルを使ったフォンダンショコラ「キュイエールフォンダン」。2024年の夏前から試作を始め、7月に辻口シェフがチェック。甘みと塩分を抑え、カカオの香りを強く出した方がいいと指摘されます。
10月の2回目のチェックでは、キャラメルらしさが弱いとの感想が出て、キャラメルソースを入れることに。
3回目のチェックでは、「キャラメルが少し火を入れすぎている。最後のところで、ちょっと苦みが」との指摘。石本シェフは統括という立場なので、仕事の内容は多岐に渡り、アムールのための試作にあまり時間がとれないのが現実。仕事の合間を縫って試作を繰り返します。
12月の4回目のチェック。辻口シェフからは「良くなった。アムールに出しても申し分ない」と太鼓判です。
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「推しシェフランキング」第1位は「ラルケスト」の伊藤良明シェフでした。
(伊藤良明シェフ)
「素直にありがたい。僕は料理人で、パティシエではない。皆さんにはリスペクトしかない」
CBCテレビ『デララバ』2025年2月5日放送より