物価高の年末、お買い得を手助けするサイトを紹介
物価高の昨今、年末年始の食材準備をお値打ちに済ませたい方は多いことでしょう。一方、食品廃棄物(フードロス)は身近な社会問題。特に、年末年始はフードロスが起こりやすい時期でもあります。12月17日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、フードロスを減らすための取り組みをしているサイトやアプリについて紹介します。
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師走も半ばを過ぎると、年賀状やクリスマスプレゼント、帰省や旅行の計画など、年末年始の準備に追われる方も多いでしょう。
そんななかで、頭を悩ませるのは「食材の買い出し」。
小高「食品のお値段が本当に高くなっておりますね。年末年始の食材の準備も計画的にしていきたいですよね」
つボイ「今のうちに少しずつ買っておくと、出費が分散されますよね。このコーナーでもいろいろ紹介しております」
ひとつの手段として、買い物は「フードロスを減らすための取り組みをしているサイト」などを活用するのがよいかもしれません。
例えば「Kuradashi」(クラダシ)というサイト。
規格外のものや賞味期限が近づいてきたもの、メーカーのパッケージ変更などで、まだ食べられるのに流通させられなくなった食品をお値打ち価格で扱っています。
流通させられない食品を直接販売
工場やメーカーなどで発生する規格外や余剰在庫を不定期で消費者に届ける仕組みもあります。
その名も「ロスゼロ不定期便」。お楽しみボックスのようなサービスもあるそうです。
また、農業や漁業に特化しているのが、「ポケットマルシェ」(ポケマル)。
ポケマルでは、規格外や流通できないものを直接販売して、生産段階の廃棄を減らしています。
つボイ「こういうもの、調べたらいろいろ出てきますよね。お正月の準備もこのようなところを上手に使えるといいかもしれませんね」
忙しい年末年始の準備のほかに、今日の食事の準備はどうすればよいのでしょうか?
そんな場合に便利なのが、「TABETE(タベテ)」というアプリ。困ったときに思い出しやすい名前になっています。
TABETE では、飲食店やパン屋、弁当屋が「このままでは廃棄になってしまう」という食品を出品しています。
ユーザーがそれを買いに行くと、お値打ちになるそうです。
家庭での食品ロス削減のコツ
「自分が取りに行きやすいエリアをアプリに登録すると便利」とつボイ。
業者も廃棄込みの値段を設定することがなくなり「結局は値下げにもつながる」と小高。
小高「何よりも『もったいなくてちょっと罪悪感』みたいなのをお互いに減らすことが出来ますもんね」
つボイ「クリスマスや年末年始は人が集まるから、上手に買えるといいですよね」
ご紹介した便利なサイトやアプリ、全て知っていたという方は少ないのではないでしょうか。
食べ物の廃棄は誰しも心が痛むもの。
こうしたサービスの普及によって、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食材を必要な人にシェアできる環境が整ってきています。
家庭でもフードロスが出やすい年末年始のこの時期。
個人個人でも「必要な分だけを買ってきちんと使い切る」という心がけを改めてもちましょう、と呼びかける小高でした。
(nachtm)
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