来年の金丸夢斗投手の成績は?中日OB・伊藤準規はこう見た
元中日ドラゴンズ投手の伊藤準規さんが、11月18日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、リスナーの質問に丁寧に答えていきました。現役時代は投手だった伊藤さん、今年のドラゴンズのベテラン、ルーキー投手をどう見たのでしょうか?
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「今季の大野雄大投手はチーム最多の11勝を挙げました。チームの連敗を8回阻止するなど、先発陣を引っ張ってくれました。カムバック賞受賞嬉しいです。今期の大野投手の印象は?」(Aさん)
伊藤「今年新しくカーブを使い始めたんですよ。この歳になって新しい球種を使い始めて11勝したんですごいと思います」
大野投手は今年37歳。カーブは比較的遅い球種なので習得が難しいそうです。
伊藤「少しずつモデルチェンジをしながら、エースと言われる活躍をするのは本当にすごいことです」
来年は10勝
「今年、金丸投手が勝てませんでした。大野投手のようなベテランは自分なりの投球術を持っていると思います。金丸投手はルーキーなので、そこが足りなかったのかなと思うんですが、どう思いますか?」(Bさん)
まず伊藤さんの口から出たのは、良いピッチングをしていたけど、援護が足りず勝ちに恵まれなかったということ。さらにこう続きました。
伊藤「プロの選手と対戦して学ぶことはたくさんあると思うんですよ。なので次のシーズンは、経験値を増やしていけば、もっと楽に抑えれるようになっていくはず。二桁いけると思います」
金丸投手本人が自信を持っているというストレートは一級品だと評価しました。
伊藤「あとは投球術をつけていけば10勝はサクッと出ちゃうレベルの選手だと思います」
なんか気持ち悪い?
「ピッチクロック。準規さんの現役時代にピッチクロックが導入されていたら、どうでしたか?ちなみに岩瀬さんは嫌だと語っていました」(Cさん)
伊藤「絶対いや(笑)」
その一方「ピッチコムはやってみたい」とか。
ピッチコムとは、ピッチャーとキャッチャーの間で音声で球種を確認できる装置。従来のサイン盗み防止になります。
また、ピッチコムのデータ送信は暗号化されていて、盗聴は不可能。
ただ、利き腕と反対の腕などに装置を付けることになります。
伊藤「何かを付けなきゃいけないと言うのが、なんか嫌。付くの気持ち悪くないですか?」
そこは、慣れるしかないようです。
割り切る力
プロ野球の試合を観ていると、ファン目線で「この場面で1点取られるのは仕方ない」と思うことがあります。
「こんな時って、マウンドで投げている本人も1点は仕方ないって割り切れるものなんですか?それとも、どんな状況でも1点も与えたくないものなんですか?」(Dさん)
伊藤「先発、中継ぎ、試合の状況によっても変わるんですが、1点仕方ないは正直あります」
1点はあげてもアウトを取る、などの割り切る力は必要だそうです。
伊藤「変に0点に抑えなきゃと、厳しいところばかりをついていくと、ボール、ボールで逆に傷口が広がってしまう場面もあります」
投手の目線から丁寧に答えていった伊藤準規さんでした。来年の金丸投手が楽しみです。
(尾関)
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