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開けてはいけない!「会津みしらず柿」ダンボール開封厳禁の理由

開けてはいけない!「会津みしらず柿」ダンボール開封厳禁の理由

11月14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーから寄せられた「会津みしらず柿」をめぐる失敗談が話題になりました。みしらず柿とは、福島県会津で栽培され、10月下旬から11月下旬まで県内及び東京方面に出荷されている渋柿で、毎年皇室へも献上されています。つボイノリオと小高直子アナウンサーが、このリスナーが開封禁止の柿を開けてしまった顛末と、皇室献上品でもあるこの柿の名前の由来について語りました。

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開封してはいけない柿

「昨夜、会津みしらず柿が届きました。立派な柿!早速お礼の電話をしました」(Aさん)

しかしAさんは、送ってくれた人から「あれ、開けちゃうとダメですよ」と言われてしまったそうです。

「箱を確認すると、開封日と『期日まで開封しないでください』の文字が書いてありました。しかし、この上に宅配ナンバーのシールが貼ってあって気づきませんでした」(Aさん)

つボイ「あ、そこに業者がバーンとシール貼っちゃったんやわ。この人だって、書いてあったらそんなのせえへん」

開封厳禁の理由

ダンボール箱は二重包装になっていました。傷つき防止の丁寧な梱包かと思いきや、箱の上には焼酎がかけてあって「開けないように」というスタンプが押されていたそうです。

焼酎は柿の渋みを和らげるために使われます。
渋柿である「みしらず柿」は、美味しく食べられるようになるまで数日かかり、箱を開けずに指定日まで待つ必要があるのです。

「今は箱を閉じています。何か良い方法を知りませんか」(Aさん)

つボイ「もっぺん密閉して焼酎やっといたらいいやん」

知らなかった名産品

一宮出身のつボイも、鈴鹿在住のAさんも、この「みしらず柿」の存在を知らなかったようです。

つボイ「なんで知らんかというと、この辺りは美味しい柿がいっぱいあるから、他で『さあ、何かないだろうか』と柿を探す必要もないもんですから。
世の中広いもんでありまして、会津は会津で『みしらず柿』というのがあります」

放送エリアである東海エリアには、富有柿や筆柿などの産地が多数あります。地元に美味しい柿が豊富にあると、かえって他の産地の銘柄を知る機会が減ってしまうというデメリットもありそうです。

「みしらず柿」の由来

「みしらず柿」は漢字では「身不知柿」と書くそうです。JA会津よつばのホームページには。その名前の由来について、3つの説が紹介されています。

1つ目の説は、枝が折れるほどたくさんの大粒の実をつけることからついたという説。

つボイ「そんな大きくなったらボキって折れて、お前が落ちてしまうやないか。身のほど知らずな柿やなという意味」

2つ目は、この柿を将軍に献上したところ「こんな美味しい柿はいまだかつて知らず」と言われたことから、その言葉がそのまま名前になったという説。

3つ目は、あまりにも美味しいので我が身も考えずに食べすぎてしまうことから名付けられたという説でした。

格式高い柿

つボイ「これは将軍家にも献上しておりますが、皇室にも献上されている柿でございますから、ぜひ味わってほしい」

小高「どの説をとっても美味しいぞ、いう話」

つボイ「そういうことやわ」

「会津みしらず柿」は皇室にも献上される格式高い柿。リスナーからの投稿で、その存在と由来を知る機会となりました。
(minto)
 

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