中日OB・中村武志が解説。嶋ヘッドコーチ誕生でどうなる?

韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが10月20日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に電話出演。リスナーも気になっているのが、井上一樹監督になって不在だったヘッドコーチの存在。新ヘッドコーチでドラゴンズはどうなるのでしょう?聞き手は大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈です。
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ドラゴンズのヘッドコーチに嶋基宏さんが内定しました。
嶋さんはキャッチャーで、2007年~2019年は東北楽天ゴールデンイーグルス、2020年~2022年には東京ヤクルトスワローズで現役時代を過ごし、その後は今シーズンまでヤクルトのコーチをしていました。
楽天時代は野村克也、星野仙一両名監督のもとでプレーしていました。こどもの頃から大のドラゴンズファン。嶋さんがヘッドコーチになることでドラゴンズはどうなるのか、リスナーも気になるようです。
「星野さんのもとでキャッチャーといえば武志さんと同じ道でございます。現役時代は重なっていないと思うので会ったことはありますか?またヘッドコーチとしてはどう思われますか?」(Aさん)
「嶋コーチのもとで伸びそうな選手は誰だと思いますか?ヘッドコーチの役割を教えてください」(Bさん)
中村「育てられ方は全然違うんですけどね」
大谷「楽天時代の星野さんと中日時代の星野さんは別人だと言うことですか?」
中村「それを話せって言うんですか?(笑)」
大谷によれば、星野さんは中日時代、阪神タイガース時代、楽天時代と全てで違っていたんだとか。
中村「1年1年、体力も徐々になくなってくるので、私が教えられた時が最高潮でしょうね」
現役時代はこんな選手
中村さんは嶋さんとは同じユニフォームを着たことはありません。
中村「僕は仲いいと思ってますよ。相手はどう思ってるかわかりません。いつものやつです。武志さんってちゃんと言ってくれます」
中村さんが横浜DeNAベイスターズのコーチ時代に、「何か」で会って以来、嶋さんの方から声をかけてくれるんだとか。ちなみに「何か」は不明。
現役時代の嶋さんは頭脳派でヤクルトの古田敦也さんタイプのキャッチャーだというのが中村さんの印象。
中村「僕はリモコンで操られたラジコンカーみたいな感じ。行けって言われたらハイって、言われるままでした」
大谷「中村さんも歴史に残るキャッチャーなんですから(笑)」
ベンチ内が変わる
井上監督になってヘッドコーチがいなかったドラゴンズですが、嶋ヘッドコーチの誕生で良い影響があるようです。
中村「ベンチ内がちょっと落ち着きますよね」
ヘッドコーチは各担当コーチと監督のパイプ役だそうです。コーチは監督に直接言いづらいので、ヘッドコーチを通して自分の考えを伝えるんだとか。
中村「ポジションはキャッチャーでしたから、周りがすごく見れるコーチだと思いますよ」
さらに中村さんは嶋さんをこう評価しました。
中村「僕がそろばんだと向こうが電卓ですね。本当にデータに関しては間違いない」
井上監督と違うタイプだから良いんだとか。また、嶋さんが来ることで伸びそうな選手は、やはり若いキャッチャーの石伊雄太捕手だそうです。
どれが好き?
「来年は井上ドラゴンズ2年目。ホームランウイングもでき、飛躍の年にしたいですが一新の意味を込めてユニフォームを変更して欲しいと思います」(Cさん)
大谷「中村さんが一番好きなユニフォームはどんなのですか?」
中村「僕は77番ですね」
星野監督は中日、阪神、楽天で監督を務め、背番号はいずれも77番でした。
大谷「俺が言ったのはデザインの話で、背番号じゃねえのよ(笑)」
中村「わかってますよ、そんなことぐらい。そんなムキにならんでも」
ドラゴンズのいつの時代のユニフォームが好きか?コーナーも終了間近。中村さんを急かす大谷。
中村「今のユニフォームです。そのユニフォームで勝ちましょう」
大谷「時間が短くなってるからめんどくさくなってるだろ(笑)」
中村「そんなことない。入団した時の太いラインの、あのユニフォームがいいです。ハイ」
プロ野球選手は入団時のユニフォームに愛着があるようです。
(尾関)
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