オーロラは見えた?CBC永岡歩アナのフィンランドツアー報告

「#プラス!リスナーツアー」第2弾、永岡歩アナウンサーと行くフィンランド・オーロラツアーが9月18日から8日間の日程で実施されました。 10月2日放送の『CBCラジオ #プラス!』で、永岡が旅の様子を報告。オーロラの当たり年といわれる中、果たしてオーロラハンティングは成功したのでしょうか。
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セントレアからヘルシンキまで直行便で約13時間。ヘルシンキで朝食後、国内線でラップランド地方のロヴァニエミまで1時間あまりのフライトをしました。
さらにロヴァニエミからサーリセルカというスキーリゾートまでバスで4時間移動。日本からの移動時間は約30時間に及びました。
サーリセルカに到着して晩御飯を食べたら、もう21時。1回目のオーロラハンティングがスタートしました。
事前に調べていた天気は「曇り時々雨」。雨が降ると雲が出て、雲が出るとオーロラを見ることはできません。
オーロラ待ちの焚き火タイム
予報通り、この日は雲が多い状況でした。しかし現地スタッフの心遣いで、オーロラが見えなくても楽しめる工夫がされていました。
「ただ、それでもやはり永岡ツアーですから。永岡ツアリズムは、退屈はさせません」
今日は厳しいと判断した現地スタッフは、「ブルーベリージュースどうぞ」と、まず空から目線を下げさせました。
「上はまず見ない。気持ちもどんよりしてきますから」
焚き火で温めたホットブルーベリージュース、焚き火でパリパリに焼いたソーセージ、デザートのマシュマロも用意されていました。気温は5~7度で、風も吹いていなかったため、薄手のコートやダウンで十分でした。
「周りは光がまったくない。すごいでしょ、癒されの空間ですよ。日本ではなかなか味わえない、シーンというよりもツーンくらい何もない空間の中で空を見上げてみるという時間も良かったね」
24時まで粘りましたが、初日はオーロラを見ることはできませんでした。
3か所を巡るハンティング
宿泊施設は「イーグル」という半球状の建物で、北側がほとんどガラス張り。ベッドから夜空が綺麗に見える設計でした。
2日目の21時、再びアタック開始です。添乗員2人、現地ガイドの日本人の方が2人、CBCスタッフも含めて6人体制、さらにオーロラハンティング専門のアクティビティ会社のスタッフが6人加わり、総勢12人の体制でした。現地スタッフとの通訳もしてくれるため言葉の問題もありません。
まずは高台まで車で移動。現地のツアー会社が持っている場所で、他のツアー客はほとんどいない特別な場所でした。まだ雲が出ていたため、街の方を見下ろしていました。
オーロラが見えなかったため次の場所へ移動しますが、やはり雲に阻まれてしまいます。
参加者はそわそわしながら「見られるの?大丈夫なの?」という雰囲気。そんな中、ガイドはさらに移動することを決めました。
満点の星空に遭遇
3か所目に到着。バスを降りると満天の星空が広がっていました。
「北斗七星、北斗の拳よりはっきり見えた!明確にこれやん!」
東海地方の様々な場所でロケをしてきた永岡は、美しい星空も数々見てきました。それでも「どれが北斗七星かな?」となることが多いものの、ここではしっかりとわかったのです。
そして、北極星が真上に見えたことも驚きでした。
「うわー海外に来たな。めちゃくちゃ移動してきた甲斐がある景色だね!」
参加者の期待が高まる中、またソーセージなどを食べながら時間を潰していると、雲がかかってきてしまいました。
「今日もダメか…」と思いながら南側を見ると、なんとなくもやっとした光が。「あれはオーロラじゃないの」と期待しましたが、残念ながら街の明かりでした。
しかし、北側を見ると、家も建物も一軒もない森の中なのに、もんやりと薄い雲が明るく見えたのです。
スティーブ・ジョブズに感謝
「iPhoneちょっと使ってみて」と言われ、iPhoneの夜景モードで撮影。数秒間待って画面を見てみると、少し明るくなったその雲が緑色に写っていました。これがオーロラだったのです。
「我々、帯みたいな大きなオーロラは見られなかったんですけど、確実にオーロラは見ました!」
永岡とツアー参加者たちは、“iPhone越し”にオーロラを見ることに成功したのです。
「スティーブ・ジョブズ、ありがとう!オーロラを見て、帰ってきました!」
(minto)
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