ペンギンを眺めながら乾杯!静岡県沼津市のクラフトビール店に4羽が仲間入り

静岡県沼津市のクラフトビールレストラン「ONE DROP(ワンドロップ)」で、先月から4羽のケープペンギンの常設展示が始まりました。醸造所併設のレストランで、ペンギンを眺めながら10種類のクラフトビールが楽しめるという日本初の試みです。9月4日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、地元の水族館と協力して実現したこのユニークな取り組みについて、店長代理の鈴木さんに話を伺いました。
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沼津は近年「クラフトビールの聖地」と呼ばれるほど、醸造所の誕生が相次いでいます。
「ONE DROP」は、沼津駅から徒歩5分の場所にある、ビアレストランとクラフトビール醸造所が併設されたお店です。この店舗で先月から始まったのが、なんとペンギンの常設展示。
店舗の中央に設置された「ペンギンAQUARIUM(アクアリウム)」では、4羽のペンギンの姿を楽しむことができます。
展示されているのは、体長30~40センチの小型のケープペンギン。極寒の地でなくても生活できる種類で、プール部分と陸地部分がある展示スペースで泳いだり、陸地を散歩したりと自由に過ごしています。
展示スペースは店舗のちょうど真ん中くらいにあり、いろいろな席からペンギンを見ることができる配置になっているそうです。
地元水族館との協力で実現
ペンギンたちは、同じ沼津市内にある「あわしまマリンパーク」から迎えられました。沼津出身のオーナーが「昔と比べて元気がない地元を盛り上げたい」と考え、集客や観光の目玉として企画したことがきっかけだったといいます。
水族館だけでなくレストランでもペンギンが見られることで、相乗効果も期待できるそうです。
ペンギンの世話は、あわしまマリンパークの飼育員が担当。毎日朝と夕方、車で30分ほどの距離を通い、餌やりや体調管理、水槽の清掃などを行なっています。
プロの飼育員に任せることで、店側はビールの醸造と接客に集中できる体制が整いました。
ペンギンとともに楽しむクラフトビール
「ペンギンを見ながら飲むビールはうまいですか?」と永岡歩アナウンサーが尋ねると、「心が癒されます」と鈴木さん。
ONE DROPでは、レギュラー8種類のクラフトビールに加え、季節のフルーツを使った期間限定ビールも提供しており、現在は全10種類が楽しめるそうです。
展示が始まって間もなく1か月。ペンギンたちは当初に比べると、環境に慣れてきているといいます。
平日は夜のみの営業で、開店から閉店までペンギンの姿を見ることができます。
土日の通し営業の際は途中でペンギンの休憩時間を設け、展示スペースにカーテンを引いて人目につかないようにするなど、ペンギンへのストレスに配慮した運営を行なっているそうです。
クラフトビールの聖地・沼津に、新たな癒しスポットが誕生しました。
(minto)
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