日本の上空に謎の光。「UFO」はもうオカルト枠じゃない?

2025年8月7日、東京・衆議院議員会館の地下で、非公開の会合が開かれました。議題は、九州電力・玄海原発の上空で目撃された「3つの光」について。未確認飛行物体「UFO」はオカルトの領域ではなくなってきています。9月4日の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーがこの話題を取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くドローンのような謎の光が上空に
7月下旬の夜、玄海原発の正門付近で警備員4人が上空にドローンのような謎の光を確認。
しかし、現場ではドローン本体は発見されず、発信元も不明のままです。
事態を重く見た国会議員たちは、原子力規制庁、防衛省、国土交通省からのヒアリングを実施しました。
元防衛大臣の浜田靖一衆議院議員は「正体がわからなければ、防衛省・警察庁のどこが対処するかも決められない」と語ります。
このニュースを受けて、永岡は「はい、UFOです(笑)」と断言。
UFOというと、銀色の円盤に乗った宇宙人を思い浮かべがちですが、本来の意味は“未確認飛行物体”。
つまり、正体不明の空中の現象全般を指します。
永岡は「ピンク・レディーの話をしてるわけじゃない」と軽く茶化しながらも、「これはもうオカルトの話ではない」と強調します。
UFOはもうオカルトじゃない?
近年、偵察用の気球やステルス性の高いドローンなど、正体不明の飛行物体が安全保障上の懸念になりつつあります。
実際、アメリカではUFO(今では“UAP=未確認異常現象”と呼ばれる)を調査する専門チームも存在し、国家安全保障上の問題として真剣に取り扱われているとのこと。
永岡「昔は宇宙人が来たって本気で思ってたけど、今になって思えば、あれは偵察用の何かだったのかもしれない」
実際、1940年代以降にアメリカで報告されたUFOの一部は、ステルス機やドローン技術など、極秘の軍事開発によるものだった可能性もあるのです。
最先端は軍事技術の過去?
永岡は続けてこう話します。
「僕たちが使っているドローンは“おもちゃ”レベルだけど、軍にはその何十倍もすごいものがあるはず。だってインターネットだって、もとは軍の技術だったでしょ?」
つまり、私たちの“最先端”は、軍事技術の“過去”である可能性もある。そして、その見えない脅威が今、一般市民の目の前にまで迫っているのです。
偵察や攻撃といった意図を持った“未確認の飛行物体”が、防空識別圏をすり抜ける。それはまさに現代版の“奇襲”であり、永岡は「戦略上、最も恐れるべきは“急襲”」と警鐘を鳴らします。
永岡「結局、僕たちが見てる“現実”って、実はほんの一部に過ぎないのかもしれない。世の中の一部の人だけが知ってる、すごい技術があるんじゃないかなって…」
これからのUFOは、SFやオカルトの枠を超えた、現実の安全保障のテーマとして語られていくことになるかもしれません。
(ランチョンマット先輩)
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