道の駅「スワン44ねむろ」で発見!知る人ぞ知る絶品「エスカロップ」

毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊仁アナウンサーがお勧めの道の駅を紹介しています。夏季休暇を利用して北海道へ行ってきたという西村が8月29日の放送で紹介したのは「道の駅 スワン44ねむろ」。この道の駅では、「エスカロップ」という料理が大人気だとか。聞き手は安藤渚七です。
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その敷地面積により日本で一番道の駅が多い北海道。
道の駅の名前の由来にもなっている国道44号線は、釧路と根室とをつなぐ東の端の主要道路です。
道の駅からは根室十景のひとつでもある「風蓮湖」と、その奥に広がる海を見渡すことができるというまさに風光明媚な場所。その優美な景色を存分に眺望できるよう、施設は全面ガラス張りとなっているとか。
西村「もう本当に絶景!」
さらに春夏秋冬季節を問わず、さまざまな渡り鳥や草花を楽しむこともできるそう。
春や秋にはオオハクチョウや丹頂鶴が、冬にはオオワシやオジロワシなどが空を舞い、手つかずの自然の中で羽を休める渡り鳥を見ることもできるようです。
今の時期はピンクや紫の花弁が鮮やかなハマナスの花が見ごろを迎えており、人々の目を楽しませています。
西村「自然をしっかり感じることができて、その中で美味しいものを食べられるという、そんな道の駅です」
その名は「エスカロップ」
そんな「道の駅 スワン44ねむろ」で西村が注目したのは、耳馴染みのない名前のグルメ。
西村「エスカロップを知っていますか?」
安藤「エスカロップ?エスカップではなく?」
栄養ドリンクと間違えるほど、その名を知らなかった安藤。
西村「そもそもこのあたりでは『花咲ガニ』という蟹が有名なんです。近くの漁港でたくさん水揚げされるようで」
花咲ガニのラーメンや釜めしなどが名物メニューとして作られており、プリプリとした身の食感や豊かな蟹の風味が評判だそう。
しかし、エスカロップはそんな花咲ガニをしのぐ人気を誇っているとか。
西村「発祥は根室ですが、語源はフランス語なんです」
フランス語で肉の薄切りを表す「エスカロープ」は、1963年頃に根室市内にあった洋食店のシェフが考案したというご当地グルメです。
見た目は味噌カツ?
西村「他の土地ではあまり見たことないですよね」
安藤「聞いたこともないですね」
興味津々の安藤に撮ってきた写真を見せる西村。
安藤「え?とんかつ?味噌カツみたい!」
わらじ型のカツの上に茶色のソースがかかっており、盛り付け方は洋食風。オムライスやカレーのように平皿にご飯が盛られ、その上にカツが乗せられています。
安藤「この上にかかっているのは?」
西村「味噌ではなくデミグラスソースです」
つまりエスカロップとは、薄切りのカツにデミグラスソースをかけた和洋折衷なグルメだったのです。
ご飯に秘密が
しかしエスカロップにはもうひとつ、大きな特徴があったのです。
西村「下のライスの部分は、細かく刻んだタケノコが入ったバターライスなんです」
安藤「すごいね!洋食なんだけど和も入ってるんだ」
カツとデミグラスソース、タケノコとバターライスといった和と洋の絶妙なマッチングが食欲をそそる逸品。お店によってはケチャップライスで提供しているところもあるそうです。
安藤「食べたい!食べたい!」
西村「根室各地の洋食屋さんやレストランにはメニューがあるそうなんですが、それ以外の場所ではなかなか見かけないかもしれません」
濃厚なデミグラスとサクサクのカツ、風味豊かなバターとコリコリとしたタケノコのマリアージュ。根室市のご当地グルメ「エスカロップ」、ぜひ一度味わってみたいものです。
(吉村)
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