今が旬のタチウオ、大きいものだと指何本分?

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。8月4日の放送では、名古屋市中央卸売市場 中部水産の鬼頭さんが「タチウオ」をピックアップしました。聞き手はアナウンサーの光山雄一朗です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くタチウオは長さではなく太さで見る
タチウオは細長く、銀色の光沢をもつ魚で、垂直に立ち泳ぎする姿が刀にそっくりなことから、その名がついたとされています。
口が大きく、刃のように鋭い歯を持っており、大きなサイズのものは「ドラゴン」と呼ばれています。
光山「サイズはどれぐらいが多いんですか?」
鬼頭「タチウオは太さで表すことが多いです。『指何本分』とか言って」
この答えに光山は驚いた様子を見せました。
光山「垂直に立ち泳ぎしたりするっていうものですから、結構高さというか、長さどれぐらいなのかなっていう風なのが測られるのかと思いきや」
鬼頭さんによると、ドラゴンと呼ばれるような大きいタチウオは、指5本分ほどの太さがあり、重さは2キロ弱にもなるそうです。
刀を見るようにタチウオも見る
タチウオは一年を通して水揚げがありますが、特に真夏が美味しい時期とされています。
主な水揚げ地は、九州、四国、瀬戸内、和歌山など西日本が中心ですが、近年は温暖化の影響で分布が北上し、関東や千葉、三陸沿岸でも水揚げが見られるようになってきました。
今年は猛暑の影響で例年よりも水揚げ量は少ないものの、脂ののりは抜群。
タチウオの鮮度は銀色の光沢で見分けることができ、ぴかぴかとしたものほど新鮮です。
また、太いものほど脂がよくのっているのも特徴です。
おすすめの食べ方
鬼頭さんおすすめの食べ方は「塩焼き」。
ホクホクとした身に脂と旨味がじんわりと染み出し、夏にぴったりの味わいです。
バターとの相性も良く、フライパンでムニエルにするのもおすすめとのこと。
さらにタチウオは鱗がないため、下処理が簡単で調理のしやすさも魅力のひとつです。
暑さで料理をする気力が落ちがちな夏、手軽で美味しいタチウオを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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