「マイハートのやつ」甲子園初出場校の校歌が話題

第107回全国高校野球選手権大会に初出場する愛知県の豊橋中央高校。その校歌「星の旅人」がSNSなどで大きな話題となっています。8月7日の『CBCラジオ #プラス!』では中日新聞の記事を基に、永岡歩アナウンサーと山本衿奈がこの校歌について語り合いました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く魅力的な最後のフレーズ「マイハート」
ユニークな歌詞が話題の豊橋中央高校の校歌「星の旅人」。
永岡「校歌にタイトルってあったっけ?」
山本「『校歌』としか認識してなかったです」
流行歌のようなメロディに、「柳生」など地名が入った歌詞で始まりますが、転調して一気に盛り上がり、クライマックスには 「ときめく瞳 輝きつづけて 豊橋中央高校」 というフレーズが登場します。
永岡「ここで終わりますよね、校歌の相場は」
「星の旅人」はそこからさらに一歩踏み込みます。
というのも、「豊橋中央高校」の後に「マイハート」と歌い上げるのです。
一部の人たちからは「マイハートのやつ」と呼ばれるほど強い印象を与えています。
永岡「自分の校歌だったら一生忘れないだろうな、というほど素敵」
制作者の想い
このユニークな校歌を作詞・作曲したのは、シンガーソング・クリエイターのかねとうかずさんを含むふたり。
かねとうさんは「いつか甲子園でこの歌が流れることを夢見ていた」と話しており、愛知県大会決勝をテレビで観戦した際、選手たちが歌う姿に心を打たれて涙したと振り返っています。
1997年の豊橋中央高校の共学化に合わせ、当時の校長から「今までにない珍しい校歌を」と依頼されて制作された「星の旅人」。
特にこだわったのがサビの「マイハート」でした。
当初は、国際化を見据えて歌詞の半分を英語で構成したそうです。
山本「攻めましたね(笑)」
永岡「意味わからず歌う生徒出てくる(笑)。でも多少なり文法覚える子もいたかもしれない」
学校側から反対され一部修正。それでも「マイハート」だけは譲らなかったといいます。
かねとうさんは「愛される校歌にしたかった。歌詞とメロディが一緒に浮かび、最後は“マイハート”がぴったりだった」と語ったそうです。
初戦は8月10日
また、山本は校歌の構成にも注目しました。
山本「1番2番の後に大サビがくるのが珍しい。最後まで聞くと聞き応えがあって良いなと思いました」
メロディと歌詞の力で、自然と最後まで聞き入ってしまう「星の旅人」。
かねとうさんは甲子園初戦を現地で観戦する予定です。
豊橋中央高校は、8月10日午後6時45分から、日大三との初戦に臨みます。
(ランチョンマット先輩)
番組紹介

読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。