トイレが近くてイベントが楽しめない!思春期女子のお悩み

6月8日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』に、リスナーから悩み相談が寄せられました。それは「高校1年生の娘のトイレが近いのが心配」との悩みです。「思春期頃同じ悩みを持っていた」というパーソナリティの八木志芳がアドバイスを送ります。
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Aさんの娘は「トイレに行けない」と思うと、なおさら尿意が強く出てしまうらしく、学校の遠足で大阪・関西万博を訪れた時、バスの中や会場でも気になって楽しめなかったとのこと。
「(娘が)最近トイレが近く、水分を取らないようにしています。おしっこをした時に痛いとか残尿感はないようです」(Aさん)
病院に行くことを勧めるAさんに対し、娘は「大丈夫」だと言って聞き入れてくれないそうです。
「1時間持たない時もあります。勉強や部活に集中できないのではないかと心配です」(Aさん)
真面目な人だから
八木「私ですね、中学生の時に全く同じ症状が出たんですよ!」
トイレが近くて心配な日々を送っていたとか。遠足など、トイレに行きづらい環境になると不安だったそう。
八木「で、ちょっと調べました。私、専門家じゃないんでさらっと調べただけなんですけど、心因性頻尿というのがあるらしいんですよ」
心因性頻尿とは、精神的な緊張や不安、ストレスなどが原因で頻尿になる状態です。膀胱や尿道に病気がないにも関わらず、トイレが近いと感じ何度もトイレに行きたくなる症状が特徴。
八木「まさにこう心配性になって、男性女性関係ないと思うんですけど、トイレに行けないっていう環境になった時に、逆にすごく行きたくなっちゃうっていうものらしい」
とくに心因性頻尿は真面目な人や心配性な人がなりやすいのだそう。
もしかしたら、娘さんは恥ずかしがり屋なのではないかと八木。思春期の女の子は、なかなか人に相談などできない時期でもあるので「病院に行く」ということ自体が恥ずかしいのかもしれないと続けます。
八木「私もそうだった。だから、全然恥ずかしいことではないっていうことをお母さんが伝えてあげて、一緒にまずは病院に行った方がいいと思う」
悩む時間がもったいないから病院へ
最初は婦人科での診察を勧める八木。
理由は、女の子だと泌尿器科よりも婦人科の方が行きやすいことと、もしかしたら、診断で心因性頻尿ではない別の病気が見つかるかもしれません。
八木「心療内科とか精神科に行ってみてくださいって言われたら行けばいいと思うし。私も最近2ヶ月ぐらい前に結構メンタルやばすぎて精神科に久々に行った」
その結果「行ってよかったな」と思ったそう。
八木「大丈夫、全然恥ずかしいことではないんで。それよりも、やっぱりその症状がね、ずっと治らなくて、それと戦ってる時間の方が苦しいと思う」
恥ずかしい思いを持つ必要ないと娘さんに理解してもらって、親と一緒に病院へ行くことを強く勧めた八木でした。
(野村)
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