GPSで夫婦関係にヒビ?名古屋だけの「ラーメン×風俗」ビル問題

5月27日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「それは誤解です!」。GPSの情報で、妻から「風俗店にいる」と疑いをかけられたリスナーAさん。この悲劇の裏には、実は"名古屋ならでは"の特殊な事情があったのです。「ラーメン屋に行くだけで妙な緊張感が漂う」と北野誠も共感する、その驚きの理由とは?
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テクノロジーの進化で生活はずいぶん便利になりましたが、その便利さが思わぬ誤解のタネになることも少なくないようです。リスナーAさんは、そのせいで妻からある疑惑を持たれてしまったといいます。
「以前、妻が私のGPSを検索したとき、私はラーメンを食べていたのに居場所が風俗店になっていました」(Aさん)
この修羅場の気配が漂うエピソードに、北野は「これは名古屋あるあるですよ」と即座に反応します。
名古屋っ子の佐藤実絵子は「名古屋あるあるなんですか!?」と驚きを隠せません。
ラーメンか風俗か
北野によると、名古屋は飲食店と風俗店が同じビルに入っていることが珍しくないといいます。位置情報で「有罪」にされてしまう危険性が大いにありそうです。
北野「Aさんが『エゾ麺ロック』でラーメンを食べてても、GPSを奥さんが見たら、ピンが風俗ビルに立ってますから」
「エゾ麺ロック」とはCBCの近くの雑居ビル地下にある札幌ラーメン店です。
佐藤「そのビルの中のどこにいるかはわからない。確かにね」
松原「逆にいうと、風俗店に入っていたとしても、『エゾ麺ロック』を食べてたと言い張れる(笑)」
北野「某ディレクターがそうでした」
実際は2階の風俗店に行っていたのに、1階の焼き肉店で食事をしていたふりをしていたとか。Aさんとは真逆のパターンです。
他都市にない「名古屋式ビル構造」
北野「たぶんやけど、これ全国で名古屋だけなんですよ。こんなに風俗と飲食が混在してるなんてないっす。下にラーメン屋や焼肉屋が入ってて、2、3、4階が風俗、5階がバーとかないっすよ、そんなビル。大阪や東京で見たことないわ、そんなビル」
他都市では、風俗店は風俗街にかたまって存在しているといいます。
北野「大阪やったら、ある一点で『この辺は風俗街ですよ』とか」
佐藤「そこにラーメン屋は絶対ないですか?」
北野「ビルはそうです。スナックのビルはスナックだけ。名古屋みたいに、混在でハイブリッドなビルはなかなかないです。これは奥さん誤解すると思いますわ」
Aさんが奥さんから受けた誤解は、名古屋ならではのビル事情が引き起こした災難といえます。
テクノロジーが引き起こす余計な誤解
そして、テクノロジーの進化がもたらしたAさんのトラブルはこれだけではありません。
「ドライブレコーダーやカーナビの記録から、職場の女性を取引先に送っただけなのに、『長時間のドライブ、さぞ楽しかったでしょ』と、めちゃくちゃ雰囲気が悪くなったり大変でした」(Aさん)
最近では夫婦間の誤解を防ぐため、メールやLINE、ドライブレコーダーの記録など、あらぬ疑いの材料になりかねない電子記録はすぐに削除するようにしているとのこと。かえって面倒が増えてしまっているようです。
北野「俺でも『エゾ麺ロック』に行くときに、『なんか風俗に行くと思われてないんか?』って絶対思うもん。気にするよ、ほんまに。妙な緊張感が漂うわ」
便利さゆえに、なんでも“見える化”された現代。証拠として残る分、信頼より疑念が先に立ってしまうケースも多いかもしれません。
ラーメンを食べに行くだけでも気が抜けない。名古屋の特殊な事情が浮き彫りになったエピソードでした。
(minto)
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