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憂歌団の放送禁止ソング「おそうじオバチャン」作詞者からメッセージ

憂歌団の放送禁止ソング「おそうじオバチャン」作詞者からメッセージ

『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では先日、憂歌団の木村充揮さんが名古屋でライブを行なったという話題を紹介しました。同じ歌手のつボイと木村さんの共通点は、「自分の曲が放送禁止になっていた」ということ。すると5月20日の放送では、なんとその曲の作詞者である沖てる夫さんから番組宛てにおたよりが届きました。ただ、このコーナーの冒頭にかかった曲がザ・リリーズの「好きよキャプテン」でしたが、こちらはいったいどのような関係があるのでしょうか。

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作詞者の方からおたよりが!

沖さんからのおたよりの内容は次のとおりです。

「初めておたよりを差し上げます。日頃は気品にあふれ、しかも格調高くためになる番組『聞けば聞くほど』の放送ありがとうございます。

昨日、つボイさんが番組の中でお話になりました憂歌団の放送禁止になった曲『おそうじオバチャン』を作詞した張本人、沖てる夫と申します。
本日メールを差し上げましたのは他でもございません。

この曲が発売された当時のエピソードをぜひ紹介したくてかねてより温めておりましたところ、昨日のようなきっかけをいただいて、早速お知らせする次第です。

何を隠そうこの放送禁止曲『おそうじオバチャン』は、発売1週間で当時、オリコンのヒットチャート赤丸つきで急上昇。なんと69位にランクイン!
そこで突然発売中止になってしまったんです…」(沖さん)

放送禁止の知らせにショック!

赤丸急上昇になったとたんの発売中止ですが、そこに隠されたエピソードがありました。

おたよりの続きです。

「その放送禁止の知らせを聞いたのは、忘れもしない新大阪駅。その日、デビューシングルである『おそうじオバチャン』も順調に売れてるみたいだし、そのうち印税も入るだろうってんで、一丁東京に遊びに行ってみようかと、憂歌団のギタリスト内田勘太郎氏と新大阪に赴いたのです。

そこでバッタリ出くわしたのが、東京在住の友人。
『オバチャンの話聞いた?』と言うので、『何?』と聞いたら、なんと放送禁止になったということで。理由はハッキリしませんでしたが、何やら民放連で自主規制の対象になったということで、愕然としました」(沖さん)

この順位で良かった?

ヒットすると思いきや放送禁止になったとのことですが、気になるのが「好きよキャプテン」との関連性。

「その時、勘太郎氏といろんな会話を交わしたのですが、当時オリコンで69位。ランクの表を見ると、69位の1個上はなんとリリーズの『好きよキャプテン』。
つまり、69位の位置から見るとリリーズのミニスカートのすぐ下にワシらがおるんやと。
この放送禁止のショックは、『ここの位置でええわ』と乗り越えました」(沖さん)

このオチに小高直子アナウンサーは「何を言うとるんや!」とツッコミ。

なおこの後日談として、2枚目のアルバム『セカンド・ハンド』で『お政治オバチャン』という曲を作詞しましたが、後に桑田佳祐さんがカバーしたそうです。

放送禁止となった時の悔しさや曲にかけた思いなどが綴られているのかと思いきや、すごく番組の趣旨に沿ったおたよりでした。
(岡本)
 

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