どう頼めばいいの?食パンを好きな厚さに切ってもらえない。

飲食店や食料品店で、なぜかこちらの注文通りのものが出てこないことがあります。そんな時、腹を立てるより「どうすればいいの?」と途方に暮れてしまいます。4月18日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、「どうして?」をテーマに寄せられた投稿を、北野誠と氏田朋子が紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く食パン1本を6枚に切る
Aさんのパン屋での体験です。
「どうしてでしょう?厚切りの食パンの中をくりぬき、そこにシチューを入れチーズをたっぷり、トースターでこんがり焼いた料理を作ろうと、食パンを店頭で希望の厚さにスライスしてくれるパン屋さんに行きました。
大きな食パンを丸々1本買い、レジをすませると『何枚に切りますか?』という店員さんに、6枚に切ってもらえば料理で使う厚さになると思い、『6枚に切ってください』。『わかりましたー』。
店員さんは後ろにあるスライサーでシャーシャーと食パンをスライスしはじめました。私はその音を聞きながら、なにか切る音が多いぞと思ったのですが、『お待たせしましたー』と渡された袋の中を確認せずに受け取りました。
家で食パンを袋から出すと、1本の食パンを10枚以上に切ってある。6枚に切ってと言ったはずなのに、どうして?しかも1枚が2センチほどの厚さ。私は5センチくらいの厚みのパンが欲しかったのに。
まぁ、彼女が聞き間違えたのだろう仕方ないと、厚切り食パンの料理は次の機会にしました」(Aさん)
2度目のチャレンジ
その後もう一度、同じ店でチャレンジしたAさん。
「再び食パンを1本買い、今度こそ厚切りにしてもらおうと、大きな声でゆっくりと『このパンを6等分にしてください』と店員さんに言いました。『わかりました』、と店員さんはにこやかに答え、食パンをスライスし始めました。
食パンをスライスする音を聞きながら私は不安になりました。また、なんか切ってる回数が多い。10枚以上に切られてました。私は、どう言えば食パンを厚切りに切ってもらえるのでしょうか?」(Aさん)
何をどう言えばいいのでしょうか、Aさんは途方に暮れます。
聞いてない!
氏田「聞いてないのかな?」
この問いに北野は「聞いてないです」とばっさり。
北野「だって、僕がとあるパン屋さんでサンドイッチを買う時に、必ず置いた瞬間に『交通系で払います』と言うのに、『どうやってお支払いですか』と、必ず向こうは聞くんです。だから必ず『交通系』と、最初にでかい声で言ってるんや」
店員は自分の慣れた手順でことを進めたいのでしょう。これをして、これを聞いて、これを渡す、という一連の流れがルーティン化されている。それが壊されると対応できない。
これでは機械と大差ありません。
どうしたらいい?
さて、この「食パンを6枚切ってもらうにはどうしたらいいか」という問題に、リスナーから回答が寄せられました。
「食パンカットの話は6枚切りと6等分切りとの違いです。店員さんは世間一般の食パンの6枚切りの巾でカットしているだけだと思います」(Bさん)
北野「そうなんだ!それなら『6等分』と言わないかんのか。そんな専門用語使われても(笑)。長い食パンでも6枚切りと言ったら6枚切りの厚さに切ってしまうということか」
しかし、Aさんは2回目の時は『このパンを6等分にしてください』とハッキリ言っています。
Aさんはどうしたら「食パンの中をくりぬき、そこにシチューを入れチーズをたっぷり、トースターでこんがり焼いた料理」が作れるのでしょうか。悩みはつきません。
(みず)
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