中日OB・中村武志が、捕手として必ずルーキー投手に伝えてきたこと

3月17日、韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める元中日ドラゴンズの中村武志さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に電話出演しました。キャッチャー目線から、リスナーの質問に答えていった中村さん。聞き手は加藤里奈と佐藤楠大アナウンサーです。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く毎日が開幕気分
22日から開幕する韓国プロ野球ですが、18日のオープン戦は降雪のため中止になりました。
中村「びっくりするでしょ。(気温が)マイナスだと中止みたいです。今のところ3度ぐらいで明日も雪予報なんですよ」
選手を優先して、念には念を入れての中止なんだとか。
「韓国プロ野球の開幕セレモニー、特別な演出とかはあるんですか?」(Aさん)
始球式はほぼ毎試合ありますが、日本のような開幕での特別なイベントはないそうです。
中村「と言うより、僕に言わせれば毎日開幕のような雰囲気ですけどね」
日本と違いチアガールがいて、大音量の応援合戦があるそうです。プレーしている選手同士の声が聞こえないくらいのものすごい応援だとか。
正捕手は誰になる?
続いてはドラゴンズについての質問です。
「開幕スタメン、ポジション的に確定していないのはキャッチャー、ファースト、レフトでしょうか?私はキャッチャーは木下拓哉選手がいいと思います」(Bさん)
中村「私情も入りますけど、僕も木下だと思ってます」
期待がかかるルーキー石伊雄太捕手は、3月11日のオープン戦では髙橋宏斗投手とバッテリーを組みましたが、開幕でもバッテリーを組むのかは、まだまだわからないとか。
現時点では打撃が振るわない石伊捕手ですが、これから調子を上げてくるのかにも注目です。
ルーキー投手への助言
「ル-キーの吉田聖弥投手が先発の際は、ベテランの木下捕手がリードしました。若手を相手にリードする際、注意していたことはありますか?」(Cさん)
中村「首はちゃんと振りなさいということです」
自分の投げる球に責任を持たせる意味で、ルーキーピッチャーには「少しでも納得がいかなければ、遠慮なくキャッチャーには首を振りなさい」と伝えてきたという中村さん。
中村「それで首振ったのが、川上憲伸ですよ」
乱調の時はどうする?
「昨日の試合で橋本(侑樹)投手が9回に乱調で3失点。投手が乱調だった時に、キャッチャーとしてどういうケアが必要だと感じますか?」(Dさん)
中村「急にストライクが入らなくなったり、急に打たれ出したり、野球は流れがあるので、薬飲んでも何してもダメです」
そんな時、キャッチャーは余分なことを考えず、「真ん中目がけて投げてこい」と声をかけるしかないそうです。
また若いピッチャーとベテランのピッチャーとの違いもあるそうです。
中村「ベテランの涌井(秀章)投手なんて、打たれても顔の表情に何も出ないじゃないですか。内心は、もう…」
ここでコーナーは時間切れで、涌井投手の説明の途中で強制終了。
何となく今回は雑に扱われている感がある中村さんでした。
(尾関)
番組紹介

読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。