今となっては思い出せない…カーナビがなかった頃どう運転していた?

平日のお昼、東海地区で放送されている『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)。3月13日のメッセージテーマは「散々な1日」で、運の悪い体験をしたエピソードを綴ったおたよりをパーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーが紹介しました。ここでは、車の運転にまつわる散々なエピソードを集めてみました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く慣れない土地で道に迷い
「かなり昔、まだ他県に住んでいた私は関西方面に配達に行きました。
道を間違えながらもなんとか到着時間に間に合ったものの、小さな部品を納品するのを忘れ、再度、一方通行だらけの(道に)迷いながら納品先へなんとかたどり着き納品してきました。
この段階でヘトヘトなのに、周りは一方通行だらけ。
今の時代のようにスマホもなければカーナビもついてないトラックで、自分がどこにいるのかわからない体験をしました。
何とか高速に乗りあとは地元に帰るだけのはずが、乗り継ぐ高速を間違え、周りの流れに身を任せたら悪名高きバスレーンがあっち行ったりこっち行ったりで、あの道に出てしまいとてつもなく怖い思いをしました」(Aさん)
名古屋市の中心部から名東区へ延びる「基幹バスレーン」は、1車線をバス専用とした道路です。
例えば3車線の交差点で、右折車が真ん中の車線で待機する箇所があり、地元の人であっても慣れていないとわかりにくいことで有名です。
20時間ほど運転した果てに
慣れない道が続きましたが、無事、帰られたのでしょうか?
おたよりの続きです。
「もうなるようにしかならないと悟り、とりあえず地元に帰れそうな道を見つけ、何とか家に帰ることができました。その日は車を20時間ほど運転しっ放し。
ついでにその日は私の誕生日で、当時の彼に会うはずが会えず、挙げ句にその時彼は浮気をしていたという、まさに散々な日でした…。
あの日ほど散々な日はもう来ないだろうということで、なんとかいま頑張って生きています」(Aさん)
つらかった長時間の運転の後にトドメを刺されてしまいましたが、今やカーナビが当たり前となった現在から考えると、逆にカーナビがなかった頃はよく運転ができたなと北野が回想。
加藤も「紙の地図だけでよく行けたな」と当時を思い出して感心しました。
昔のカーナビの性能
この投稿を番組で紹介したあと、カーナビがなかった頃のドライブに関するおたよりが届きました。
「地図だけで目的地に行っていた私たちを褒めたいと思いますが、パイオニアが初めて出したカーナビを買ったお金持ちの友人の車で富士山周辺に行った時、あの時衛星からの通信が夕方4時になると打ち切られました。
まったくわからない山の中で途方に暮れたことを思い出しました。野生の勘で生還しましたが、ナビもまだ完全ではなかったすごい時代でしたね」(Bさん)
今やスマホでいつでもどこでもGPSで地図が見られることを考えると、信じられないですね。
助手席の人が地図を見る光景も
「昔のドライブデートは地図を彼女に見てもらい、車内のルームミラーにゴルフボール型のコンパスを吸盤で貼りつけて、『この道路は北を向いているから、京都市内に行ける』なんて感じで車を走らせてました。
一度、六甲山から夜景を見るために走っていたら、遮断機のない踏切に遭遇。
アッと思って思わず急ブレーキを踏んだら、後続の車からクラクションを鳴らされました。
それでも無事故で帰れたのは奇跡なのか、時代なのでしょうか」(Cさん)
助手席に乗っている人が方向音痴だったり地図を見るのが苦手な人だと、道を曲がるポイントを間違えたり、方向が違ったりして迷ってしまうこともよくあったエピソード。
さらに北野は「助手席に座ってもらってる彼女に地図を見てもらって、酔う奴いましたね。車の中で本を読むのがダメな人っておるでしょう?」と、コメントしました。
(岡本)
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