もうじき着なくなる制服、今のうちにリサイクルやリユースを考えたい
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そろそろ早い家庭では中学や高校への進学が決まり、新たな学校で着用する制服の準備を始める頃ではないでしょうか。2月12日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、着なくなった制服についてつボイノリオと小高直子アナウンサーが話題にします。
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間もなく進学で着なくなる制服のその後について、リサイクルとリユースを挙げる小高。
つボイ「リサイクルというのは、廃品回収に出すということですかね」
廃品回収に古い布として出して処理してもらうのが一般的でしょう。
集められた布類は、断熱材や緩衝材などに生まれ変わり、工場や物流現場などで使われます。
一方、最近では古い布を再度服の材料にしようという動きもあり、学校・会社単位で回収することもあるとか。
制服によく使われているポリエステルは、大切な資源になるそうです。
集めた制服は原料の段階まで分解して新たな布や糸として再生、それを利用して再度服などを作るそうです。
リユースは「お下がり」?
また廃品回収ではなく、そのままの形で誰かに使ってもらう「リユース」の方法もあります。
小高「誰かが着なくなった制服を、他の誰かがそのまま使うということですね」
つボイ「はい、これは専門用語でいうと『お下がり』と言います(笑)」
兄弟姉妹間や知り合いへ譲り合うことは昔からありましたが、最近ではこの時期に自治体や学校が譲渡会を開催し、取り次いでくれることもあるようです。
気になる方は、自治体や学校に問い合わせてみるといいかもしれません。
制服一式を新品で揃えると予想以上に高くつくことも多く、また不要になった家庭からは資源を無駄にしない考えから歓迎されることも多いようです。
譲り先に注意
一方、制服を手放す場合は自治体、学校やメーカーの回収など、安全な方法を利用することを勧める小高。
ネットオークションやフリマサイトなどでは、制服の出品自体を禁止しているところもあるそうです。
小高「悪用されるリスクを考えると、手放す方法もちょっと気をつけた方がいいですね」
店で買い取ってもらう場合は必ず「古物商許可証」という認定を受けている店かどうかを確認することも重要です。
もちろん思い出として取っておくのもいいですが「できれば誰か必要としている方へ受け継がれると、もっといいのでは」と話すふたり。
制服全てではなくとも、まだ使えるものがあれば適切な形で次に必要としている方に渡るといいですね。
(葉月智世)
番組紹介
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