入試問題のトレンドに?SDGsをチェックしよう
2月に入り、いよいよ受験シーズンが幕を開けました。各学校で趣向を凝らした問題が出題されていますが、その内容がニュースに取り上げられることがあります。2月5日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、最近の出題傾向についてつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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最近入学試験問題や面接で取り上げられることが増えたのはSDGsに関する問題。
社会科の時事問題としての出題はもちろんのこと、国語や英語の長文読解問題、小論文のテーマになるなど出題方法は多様なんだとか。
つボイ「まさに今時の傾向と言えますよね」
小高「知識としてSDGsにどんな目標があるかを問うだけでなく、ニュースや歴史的な出来事との関連を問うもの、また日常の出来事とSDGsの目標との関連を考えさせる問題が出題されているそうですよ」
自分なりの体験や考え、身近な例について書かせる問題もあるようです。
日頃の思考の積み重ね
「学生がどうやって勉強しているのか気になる」とつボイ。
SDGsについては授業で習う機会もありますが、自分で興味のある内容について発表させる学校も増えています。
日々のニュースに興味を持ち、それらがSDGsに掲げられている環境や福祉・ジェンダー平等・貧困・差別等とどのように関連しているのか、自分なりに考える癖をつけておくといいかもしれないと小高。
つボイ「まず興味を持つ。これが大事ですよね。興味を持てば、新聞やネットの記事も気になるし、関連した本を読んでみたり、言葉を調べたりするようになってきますよ」
小高「同じニュースでも人によって感じ方や意見が違っているので、自分以外の様々な方向からの意見やコメントを参考にしてみると、自分の考えがより鮮明なることもありますから。他の違う意見に目を向けるのも大事ですね」
少しずつ視野を広げる
勉強や受験対策だと思うとやる気が削がれるので、気になる時事ニュースから少しずつ興味を広げていけばいいのではと小高。
小高「そうやって幅を広げていくことで、視野も広がりそうですよ」
結果的に受験対策とはまた違った世界も広がり、将来的に「興味のあることを調べ、自分なりに考えてまとめる」という作業が受験のみならず、社会人になっても仕事をする上で役立つスキルとなります。
まず普段から家族や友達との会話からスタートするのもいいと話す2人。こどもがいる親や祖父母としても、気軽に受検の応援ができるまたとない機会になるかもしれません。
受験をきっかけに、大きく世界が変わるこどもも出てきそうです。
(葉月智世)
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