中日OB・英智が解説。髙橋宏斗投手がレベルアップした証拠とは?
1月28日、中日ドラゴンズOBの英智さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。キャンプインを前にリスナーから寄せられた質問に答えていきます。聞き手は加藤里奈と三浦優奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くキャンプでの練習内容
加藤「2月1日にキャンプがスタートしますが、キャンプの間にどんなことを意識して練習されていましたか?」
英智「入団した頃と、ある程度自分の地位を確立してきた時と大きく違いますけどね」
若い頃は無我夢中でスケジュールに則ってやるので精一杯だったそうです。
何年か経つと周りが見えるようになり、自分のやりたいことがやれて、コーチにも自分の意見が言えるようになるとか。
コーチにはどんなことを伝えたのでしょうか?
英智「例えて言うなら大島選手のように二軍で自分のペースでやって、一軍に上がる時に、コーチに仕上げのノックお願いしますみたいなね」
また、バッティングは控え目にして、その分、ウエイトトレーニングをしたい、など自分の意見を反映した練習スケジュールを組むこともあったそうです。
全体練習に注目
「沖縄キャンプの見どころも聞きたいんですが、逆に選手の見せどころ。どういうところをアピールしていくのがいいですか?」(Aさん)
英智「張り切り過ぎても怪我に繋がったら元も子もありませんので、全体練習の時に、自分のアピールしたいところをうまく結果出せると、印象に残りやすいと思います」
キャンプの見どころも聞きました。
英智「自分の推しの選手を追っかけるのも非常に楽しいですよね」
メイン球場での全体練習の見学では、ドラゴンズの状況が掴みやすいとのことでした。
まず助っ人に注目
キャンプを見に行くリスナーも多いようで、さらにこんな質問も寄せられていました。
「キャンプインはどんなところに注目しますか?面白い見方を教えてください」(Bさん)
英智「僕の見方を参考にされても困りますけどねえ。正直、最初に気になるのが外国人ですよ」
英智さんの見方は、例えば新外国人助っ人、左腕のカイル・マラー投手は先発に入るのか?入れば左の中継ぎ陣も安定してくる。さらにベテランは…と、外国人助っ人を元にどんどん見方を広げていくんだとか。
一番見たいところ
英智「本当に一番見たいところ言ってもいいです?」
なぜか引っ張る英智さん。
英智「髙橋宏斗投手が足を高く上げるのか、ちょっと山本投手のようにすり足で行くのか?です」
ドジャースの山本由伸投手を目標とする髙橋投手、昨シーズンは山本投手のようにすり足気味で投げるフォームに変更。結果が伴わず急遽元に戻しました。
英智「もっと上を目指す気持ちでやってますからね。そこは注目度は高いです」
ドラゴンズに欠かせない髙橋投手。何かあってもすぐ元に戻せるだけの経験値はあるとも語りました。
レベルアップの証拠
英智さんは独自の視点から、さらに髙橋投手の変化を解説しました。
三浦「金髪にしましたよね」
加藤「なんか髪、明るくなっていた」
英智「ちょっとだけサイヤ人になって来た(笑)」
鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』に出て来る宇宙最強の戦闘種族のことです。
加藤「レベルアップ状態ってこと?」
英智「です。あれは染めたんじゃなくて地毛です。次戦う相手によっては、もっとぎゅっとしたトゲトゲのヘアーになります」
三浦「そういう見方してなかったなあ」
持論を展開する英智さんに妙に感心する三浦。
取材の極意
「カトリーナが沖縄キャンプ初参加らしいので、キャンプのやり方を教えてあげてください」(Cさん)
英智「まずはグラウンドに行ったらウォーミングアップから始めて」
加藤「取材に行かせていただきます」
ひとボケあって取材のアドバイスをしていく英智さん。
英智「声をかけていいタイミングですよね」
暇そうに見えても次の練習項目への移動中のこともあり、「いま大丈夫ですか?」から入った方がいいと言います。
いつ話せるかをあらかじめ聞いておくと、ゆっくりと話が聞けるそうです。
選手のことを考えて
避けて欲しいのが練習後。汗をかいているので、長話をすると風邪をひく可能性があるので、取材のタイミングを考えてあげて欲しいとアドバイス。
英智「サインもそうです。ファンみんなにしていると風邪ひいちゃうってとこもあります。選手の立場を考えて対応していただくといいと思います」
加藤「胸にそれを留めて、待ち伏せ予約作戦でチャレンジしていきたいと思います」
(尾関)