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牛島和彦、ロッテのケータリングが豪華だった理由を語る。

牛島和彦、ロッテのケータリングが豪華だった理由を語る。

1月21日、元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の牛島和彦さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。プロ野球各球団ではまもなくキャンプインとなりますが、リスナーからは牛島さんの現役時代のキャンプについて質問が寄せられました。

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キャンプの必需品

「牛島さんは現役時代、キャンプで必ず持って行ったものは何ですか?」(Aさん)

牛島「あんまりなかったねえ」

球団にはひとつだけ「こんな枕にして欲しい」と注文していたそうです。

話題はドラゴンズ入団1年目のキャンプについて。当時の宿舎は7人部屋の旅館だったそうです。

牛島「1ヶ月どうすんねんみたいな世界でしたよ(笑)」

他の選手のいびきで寝られないことは日常茶飯事。1ヶ月の共同生活ではそれ以上の問題が発生するそうです。

牛島「他人に気を使っていると自分のペースが崩れるんで、自分のペースを持って、他人に合わさないようにしないといけないんです」

キャリアを積むと待遇も良くなり、ホテルの一人部屋となり、牛島さんいわく「天国だった」そうです。
ツインベッドの場合は隣のベッドが荷物置き場となりました。几帳面な牛島さんは着る物を全部畳んでそこに置いていたそうです。

あまりにきっちりしているために清掃スタッフには「この部屋、めちゃくちゃ気ぃ使うわ」と不評だったとか。

牛島「その割に、ゴミ箱の横にお酒のボトルがいっぱい落ちてたりするんだけどね(笑)」

合わせるのが難しい

「キャンプの時、ドラゴンズとロッテでは調整の仕方とか、何か違いはありましたか?」(Bさん)

牛島「なかったです」

クローザーの時は同じ調整。1ヶ月で2000球を目安に調整していたという牛島さん。
沖縄で早めに始めると、宮崎に戻った時に大変なこともあったとか。宮崎県は暖かいとはいえ時には冷える日もあります。

牛島「そういう時って肘がめちゃくちゃ痛いんですよ。それを考えて、暖かいとこでちょっと多めにやっとこうとかね。寒くなるとペースが落ちるから計算しながらやってましたね」

気温によって身体の調整が全く変わったそうです。

牛島「だから逆に言うと、寒いところでじわじわやっていってもいいのかな。温度差に合わすのが難しかったです」

飛行機で飲みに行く

「牛島さんの、現役時代のキャンプの時の楽しみは?」(Cさん)

牛島「休みの前の日にお酒飲みに行くこと。それしかないでしょ?(笑)」

名古屋の寮では門限破りは罰金が課せられていましたが、あらかじめ部屋の扉に罰金を入れた封筒を貼りつけて出掛けたという逸話もあります。

牛島「時効だからいいですけど、石垣島のキャンプで、休みの前の日に飛行機に乗って那覇まで遊びに行ったことあります。その時は那覇泊り。それを楽しみに4日間頑張ろうと思ってましたね(笑)」

レベルが違いました。

なぜ那覇まで行ったのかというと、石垣島は狭くすぐにバレるため。中日をはじめ各球団が沖縄でキャンプしていない、40数年前の話です。

今の練習方法

「身体を作ったのは、キャンプインしてからですか?キャンプ前ですか?」(Dさん)

牛島「身体は絶対に(事前に)作っといた方がいいんですよ」

リリーフだった牛島さんは常にベンチ入り。そのためオフになると野球から離れたくなったそうです。

牛島「ボール投げたいって言うまでボール触りたくないんですよ。だから練習もしない。その代わり、休む期間が長ければ長いほど、練習始めるときついんですよ」

12月丸々休みにしたこともあったとか。そんな時は自主トレ、キャンプが辛かったとか。

牛島「1ヶ月以上遊んでるわけですから、身体が鈍ってますからね。それは覚悟の上でしたね。頭を休ませるか身体を休ませるかです」

当時の牛島さんに比べると今の選手はずっと練習をしています。牛島さん曰く、その方が波が少なく身体にとってはいいそうです。

牛島「僕は今の選手のやり方は正解だと思います。ただ、僕は違いました(笑)」

キャンプの食事

「キャンプ前に、何か気をつけて食べていたものはありますか?」(Eさん)

牛島「僕はすぐ体重が減っていくんで、何でもいいから極力食べるようにしてました」

キャンプでの食事はバイキングや、ケータリングなど、球団によって違います。
それでも毎晩のメニューはだいたい同じため、飽きてきたら外へ肉を食べに行ったりしていたそうです。

ただ、ロッテは例外だったようです。

牛島「ロッテの時は、びっくりするぐらいものすごく豪華なご飯なんですよ。昔の伝統で、金田(正一)さんが食べるものにうるさかったんです」

飲む前に食べよう

ロッテは練習がハードなため、「空腹でお酒飲むな」が鉄則だったそうです。
食堂では必ず一品麺類を食べてからビール。そこからいろんな料理へ。

牛島「練習しんどくて喉乾いてたんで、空腹でビール飲んだら2回ぐらい倒れたことあります。一般の人でも疲れてる時は何か食べてから飲んだ方が絶対いいです」

ロッテにはもう一つ「お酒は飲んでも構わないが、他人に注ぐな」という決まりがあったそうです。
他人に注ぐと量が増えるため、飲みたい分だけ自分で手酌で飲め、ということだったそうです。

牛島「だからロッテにいた選手は、今でもたぶん手酌で酒飲みます(笑)」

お店で手酌で飲んでいる人を見かけたら元ロッテの選手だった人かもしれません。 
(尾関)
 

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