何に変える?名古屋市、紙おむつを再利用化。
持続可能な開発のため、様々なものが再利用されている現代。名古屋市のリサイクル事業者が、2025年度から紙おむつのリサイクル事業に乗り出します。1月23日の『CBCラジオ #プラス!』では、CBCアナウンサー永岡歩と山本衿奈、つボイノリオが、日経新聞の記事を基にトークを展開しました。
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紙おむつの再利用化のため、名古屋市内12社が共同で立ち上げた「BEaR」が実証実験を始めました。
赤ちゃんの使う紙おむつや高齢者用の紙おむつを再資源化するにあたり、1回250kgの紙おむつを60分で紙とプラスチックに分けます。
回収したプラスチックはセメントの原料に変え、建材などにリサイクルする見通しです。
紙おむつの使用量増加
少子高齢化の影響でこども用の紙おむつの数は減っていく一方、高齢者の比較的大きなサイズの紙おむつの使用量は増えていきます。
そのため、廃棄物に占める使用済み紙おむつの割合は増加傾向とのこと。
2020年はごみの全体の5%だった紙おむつが、2030年には7%に増加する見込みです。
大人用紙おむつの生産量も年間で約90億枚にのぼります。
つボイもドラッグストアなどに行くと、赤ちゃん用よりも大人用の紙おむつの方が陳列数が多いと感じるそう。
使用数は全体で増え、捨てる量も増えていっているのが現状。
そこで名古屋市は紙おむつの再資源化に乗り出しました。
他に何が再利用できそう?
今では再生紙やリサイクル100%のペットボトルが普及していたりと、資源の再利用の取り組みは広がっています。
永岡が「再利用できそうなものって他にある?」と山本に急に質問。しばらく考えました。
山本「もうあるのかな、生ゴミ」
永岡「それはもう肥料になったりとかね」
2つ目の案を出します。
山本「トイレットペーパーの芯」
これには永岡によると、数多く溜めてメルカリなどのフリマアプリに出品する人が少なくないそうです。
つボイ「芯は学校の工作の時にいるんですよ。急に言うんですよこどもが。『お母さん今日ねトイレットペーパーの芯とかラップの芯とかいるんだよ』」
ギリギリで伝えるこどもが多くいるからこそ、フリマアプリで需要があるのだとつボイは推測しました。
ゴミだったものが新しい資源に生まれ変わったり、欲しい別の誰かのもとに届いたり。
企業でも個人間でも、再利用はこれからも拡大しそうです。
(ランチョンマット先輩)