外国人への道案内に成功!母の意外な「ひと言」が越えた言葉の壁
1月22日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「ちょっとびっくりしました!」。リスナーから届いた外国人への道案内エピソードから、北野誠が経験した高校生時代の思い出話、そして大阪弁を操る外国人の話まで、異文化コミュニケーションにまつわる様々なエピソードが次々と飛び出しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く左手で「あっち!」
「私の住んでる町は、たまに熊野古道に向かう外国の方が歩いてきます。ある日、庭にいると英語が聞こえました。どうやら熊野古道への道を聞いているようです」(Aさん)
話している内容はなんとなく理解できるものの、どう伝えればよいかわからず困りはてるAさん。そんな時に現れたのが、Aさんの母親です。
「『この人たち、熊野古道に行きたいらしい』と母に言いました。すると母はビシッと左手で指し示しながら、日本語で『あっち!』と言いました。外国人は笑顔で、『オー
サンキュー!』と手を振って去って行きました。それでよかったんかい…」(Aさん)
この話に「それでよかったんですよ」と北野誠。松岡亜矢子も「そういう端的なニュアンスみたいなのって、私たちも外国で言われるとなんとなくわかりますもんね」と同意します。
言葉の壁を越えて、人の温かさは確かに伝わるものかもしれません。
「外国人が来た!」テンパる母
Aさんのこのエピソードに、北野は自分の高校時代の頃の話を思い出していました。
北野「布教活動してる若い外国人の男の子たちがふたり、家にやってきて。オカンがめっちゃ慌てて、離れの俺に『外国人が!外国人が家を急に訪ねてきた!』って」
現役高校生だった北野は、カタコトの英語で彼らとコミュニケーションを取ったそうです。
北野「『ハロー!ウェア アー ユー フロム?』って聞いたらイギリスかどこかで。その後、何を質問したらいいかわからなくて黙ってたら、向こうが『さっきから日本語で喋ってました』って言われて。日本語かい…そうかい」
松岡「(笑)お母さんもう、舞い上がっちゃって!」
北野「外国人を見た大阪のおばはんは、第一印象で“英語”っていうのがあんのやろな」
外国人が急にやってきてテンパってしまったお母さんの気持ち、よくわかります。
松岡「日本語をしゃべれるにもかかわらず、身を乗り出して。しっかり聞こう!ってこっちも思いますもんね。耳をしっかり集中させようと思って」
外国人コンビの意外な共通語
そして北野は、こんなエピソードも披露しました。北野の知り合いのドイツ人とフランス人は、大阪で生まれ育ったために共通言語が「大阪弁」だというのです。
松岡「そうですよね(笑)多言語だからふたりとも」
北野「そう、多言語。共通の言葉が大阪弁ですから」
松岡「サイコー」
北野「もう、みんなで飲んでる時、おかしかったですよ。みんな見ていきましたから」
国際色豊かなふたりが大阪弁で盛り上がる姿は、周りの人々も思わず目を引く光景だったのでしょう。
外国人と話すのは、まだまだ私たち日本人にとって緊張する瞬間。でも、案外シンプルに通じ合えたりするのかもしれません。
(minto)