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一瞬に全てをかける!駅伝の沿道観戦の魅力とは?

一瞬に全てをかける!駅伝の沿道観戦の魅力とは?

何人もの選手がたすきをつなぎながら、チームで一丸となってゴールを目指すスポーツ、駅伝。己と闘いながら走りぬく選手たちを間近で応援しようと、沿道で観戦するファンも多くいます。1月10日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊二アナウンサーが駅伝の沿道応援の魅力について語りました。聞き手は安藤渚七です。

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お正月の定番

西村「正月早々に、人生初の経験をしてきました!」

そういって語り始めたのは、毎年1月2日と3日に開催される東京箱根間往復大学駅伝競走、通称箱根駅伝についてです。

安藤「あー!お仕事だったので、終わった後にダイジェストで見てました」

西村「箱根駅伝の往路、スタート直後のところを見に行ってまして」

安藤「え、生観戦?」

西村「そう、箱根駅伝を沿道で生観戦。これが45歳西村俊二、人生初めての経験でした」

もともと駅伝が好きだったという西村は、今までにもさまざまな駅伝を見てきたといいます。ただ正月早々に東京となると、これまではなかなか行くに至らなかったとのこと。

安藤「距離もありますしね」

駅伝好きとしてはやはり現地観戦への憧れがあったようで、今年は意を決して足を運んだそうです。

場所がポイント

安藤「ちなみに今回はどのポイントで観戦したんですか?」

どこで観戦するかも大事な要素です。「花の2区」と呼ばれる横浜駅前や往路のゴール地点である芦ノ湖などは、盛り上がる人気スポットとして特に多くのファンが集まるようです。

西村「スタートの東京大手町から出ておよそ1キロくらいのところにある、日比谷公会堂という施設の近くで見ました」

スタート地点周辺も王道の応援スポットだとか。

西村「日比谷公会堂の傍には、各大学の応援ポイントが定められているんです。いろんな応援団とかブラスバンドとかが来ていて、それぞれの大学が応援合戦を繰り広げているんですよ」

安藤「豪華ですね!」

応援もいろいろ

出身校である法政大学の応援団の近くに行ってみたという西村。各大学がまさに応援合戦の名のごとく、応援で火花を散らしていたといいます。

西村「応援の仕方にもやっぱそれぞれの大学のカラーが出ますね。大音量の大学とか、整然とやってる大学とか」

安藤「え、ちなみに法政大学はどんなカラー?」

西村「私が行ったのは7時20分くらいだからスタートの40分前くらいなんですけど、なかなかみんな揃ってこない(笑)。もうのぼりが立ってる大学とかもあったんですけど、法政ののぼりないやん、みたいな(笑)」

安藤「結構自由な感じの(笑)」

在籍していた当時から割と自由な校風だったと語る西村。それが応援にも表れているのかも、と予想します。

安藤「面白いですね、一気にいろんな大学の雰囲気が見られるし」

西村「高校3年生がどこを受験するか迷ったら、あそこ行ってみたらいいかも」

オープンキャンパスとは違った角度から校風や雰囲気がわかるかもしれません。

一瞬の尊さ

そして気になるのは観戦の感想。

安藤「どうでした?」

西村「あのね…すごい!」

やはりその一言に尽きるようです。
仕事柄走っている間の中継をしたり、あるいはテレビで見ていたりはしたようですが、それらとは全く違ったといいます。放送する場所からではなく、たくさんの人と同じ高さで同じスピードを感じるというのは、本当に人生で初だったと感動を語ります。

西村「実際に走ってくるランナーってどう見えると思う?」

安藤「え、だってあれって本当に一瞬なわけじゃないですか。だから、来た来たと思ったらもう行っちゃった、みたいな感じですか?」

西村「そうなんです。本当に一瞬なんです」

ただその一瞬に至るまでの間にドラマがあるという西村。
先導のバイクやテレビの中継車が来て、ランナーが来たことを知らせるアナウンスがかかると、そこで待っている人たちの熱気や期待感がどんどん高まっていくのを感じるのだとか。

西村「ランナー来るのは一瞬。そのために何時間も待ってる人もいるんだけど、そこに向かっていくまでの空気感がすごく素敵で」

安藤「一体感ですね」

そこにたまたま居合わせた人たちが、「駅伝を応援する」という熱意の元に気持ちを一つにして一瞬を共有する。ほかのスポーツではなかなか味わえない感動かもしれません。
「45歳にして、まだこんなにワクワクできる事があるのかと」と、沿道観戦の興奮が冷めやらぬ様子で語る西村でした。
(吉村)

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