名古屋場所の優勝候補は「暑さに弱い力士」?湊川親方の意外な見解

7月13日からいよいよ大相撲名古屋場所が開幕します。それに先立ちCBCテレビでは前日の12日に、特別番組「大相撲名古屋場所前夜祭」が午後1時から1時間にわたって放送されます。この番組のMCを務めた光山雄一朗アナウンサーは、同月7日に放送された『CBCラジオ #プラス!』で、その収録の模様を振り返りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く力士達の意外な面が次々と
収録では今年から新たな会場となるIGアリーナに特設スタジオを設け、豊昇龍、大の里、若元春、阿炎、一山本、熱海富士の6人の現役力士に加え、湊川親方(元大関・貴景勝)、伊勢ヶ濱親方(元横綱・照ノ富士)を迎えてトークが展開されました。
びんつけ油の香りに包まれた中で行なわれた収録。
光山「歴史、伝統の国技もあって、どこかちょっと親しみとは別の人間みたいなのを感じるじゃないですか。会った瞬間はそうなんですけど、トーク始まった瞬間、まー6人の力士がよく喋る、よくボケる、よく突っ込む」
その親しみやすさに驚いた様子でした。
番組では、土俵上とはまるで別人のように柔和な表情で話す力士たちが、プライベートなエピソードも披露。
例えば豊昇龍関が「トマトは食べられないが、トマトケチャップは食べられる」という可愛らしい告白をするなど、観る人の距離をぐっと縮めるようなトークが満載だったそうです。
光山いわく、「番組全体のうち、固い話は3%、親しみのある話が97%」とのことで、力士の人柄をたっぷりと堪能できる内容だそうです。
優勝候補は暑さに弱い力士!?
今回の収録で光山が特に印象に残ったのが、湊川親方による「優勝候補」の見立てでした。
光山が「名古屋場所の優勝候補は誰ですか?」と尋ねたところ、湊川親方がフリップに書いたのは、意外にも「暑さに弱い力士」。
というのも、今年の会場であるIGアリーナには冷房がしっかりと効いており、従来の“蒸し風呂状態”だった名古屋場所とは環境が大きく異なります。
これにより、今まで暑さに弱く本来の力を発揮できなかった力士が、今年は力を出しやすくなるのではないかとの見解を示しました。
突き押し相撲をする力士も優勝に近づく!?
さらに、もうひとつの注目ポイントとして挙げたのが「突き押し相撲をする力士」。
これもIGアリーナのクーラーが理由です。
相手が汗をかいているのが見えると、突いたり押したりする際に「汗で手が滑るのでは」とよぎるそうです。 それだけで本来の力が発揮できないとのこと。
クーラーで汗をかきにくくなると、突き押し相撲をする力士は迷いがなく突き押しができるのでは、と予想しました。
会場の環境が変わることで、力士たちのパフォーマンスにも影響が出る。
相撲の奥深さを改めて感じさせるコメントでした。
涼しい会場で繰り広げられる、熱い15日間の戦い。
7月13日から始まるこの戦いにますます目が離せません。
(ランチョンマット先輩)
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