THE ALFEE坂崎幸之助、41年前に出演した紅白の舞台裏を激白
1月1日に放送された『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー新春スペシャル』(CBCラジオ)では、ゲストにロックバンドTHE ALFEEの坂崎幸之助さんが出演しました。昨年はデビュー50周年を迎え、全国各地でライブを開催。特に日本武道館でのライブは昨年の12月で103回目と、歴代3位の記録を打ち立てています。今回は「新春放談」の中で、過去の紅白歌合戦の出場について語られた部分を取り上げます。聞き手はパーソナリティの小堀勝啓です。
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THE ALFEEは昨年末に放送された『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出場し、『星空のディスタンス』を熱唱されましたが、出場はなんと41年ぶり。
つまり、前回の出場は1983年(昭和58年)で、その時が初出場のため今回が2回目。
坂崎「41年ぶりっていうのは一番長いブランクらしいですよ、記録ですって。'83年に『メリーアン』で出てるので平成がないんですよ、だから(笑)。昭和から平成を飛ばして令和に出てるバンドはなかなかいない」
小堀「2回目ってMrs. GREEN APPLEと一緒だ」
坂崎「そうですか!光栄ですね(笑)」
小堀「昔、70代の人って紅白出てる人がいなかったですよ。大御所の人でも50代ぐらいじゃないですか?」
THE ALFEEが出場した1983年当時の大御所の年齢は、北島三郎さんが47歳、村田英雄さんが54歳、三波春夫さんがちょうど60歳でした。
なんですか!この煙は
大物が集まる紅白でしたが、当時の舞台裏について回想する坂崎さん。
坂崎「すごかったですよ、3人のバチバチが。1列に並んでって言っても誰も並ばないし、若いディレクターの言うことを聞かない。
本番直前に照明のためにスモークを焚くじゃないですか、リハーサルでは焚いてなかったんだけど。
照明の光の線をきれいに出すためにスモークをちょっと焚くんだけど、本番の本当に始まる直前か始まったぐらいに、三波春夫さんが『なんですか!この煙は。喉に良くないですからすぐ消しなさい!』。すぐ煙を止められて」
小堀「言ってみたらどうですか?(笑)」
坂崎「言ってみますか、『なんですか!この煙は』って。『桜井(賢さん)がタバコ吸ってました』って(笑)」
お世話になった先輩歌手
有名歌手が大勢集まる紅白ですが、出場人数が多いため、キャリアのある歌手も楽屋は大部屋だったそうです。
坂崎「僕ら当然大部屋なんですけど、千昌夫さんとか細川たかしさん、沢田研二さんも大部屋なんですよ。1人部屋は(先程話題にあがった大御所の)3人の方とか、あとは演歌のおばさま方もいたかな。あとは地下の大部屋で。
千昌夫さんがリハーサルの時に『久しぶりだな』って。
僕ら(研ナオコさんなどの)バックバンドやってたから、千さんとか細川さんとか。
『お前らもとうとう紅白に出られるようになったか!』って喜んでいただいて。
『じゃあジュースでも買ってこい』って、付き人の人にジュースを買って来させて、僕らの前に『飲め飲め』って。『ありがとうございます』って飲んだ瞬間に、『飲んだな?飲んだな?覚えてんぞ』って恩を(笑)。さすが千さん、楽しかった。細川さんは細川さんで民謡講座やってくれるし」
やはりこれだけ大勢の歌手が勢揃いすると、いろいろなエピソードが生まれるものです。
(岡本)