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キャッシュレスは現在どれくらい浸透しているのか?

キャッシュレスは現在どれくらい浸透しているのか?

決済を現金の代わりに他の手段で行う「キャッシュレス化」が進んでいます。現在キャッシュレス化はどれくらい浸透しているのでしょうか?12月14日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、CBC論説室の大石邦彦アナウンサーがキャッシュレス化の現状とリスクについて解説します。

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お金が増える?「一粒万倍日」

放送日の14日は「一粒万倍日」です。

大石「一粒万倍日におサイフが売れる!」

月に4、5回訪れる「一粒万倍日」の由来は、一粒のモミが万倍に実って立派な稲穂になること。
何かを新調・買い替えをするのにも適している日とされ、財布をこの日に新しくして金運上昇を託す方もています。
「言い伝えや占いの類は信じている」と明かす大石は、一粒万倍日に買ったシルバーの財布を愛用しているそう。

ところが昨今はキャッシュレス決済が進み、長財布が以前ほど売れなくなっているそうです。
2年前に3割ほどだったキャッシュレス。経済産業省が発表した目標「2025年までにキャッシュレス比率40%」は1年ほど前に達成されています。

大石「中国に比べると、日本はまだまだということなんですね」

ただし、韓国は90%、中国は80%を超えているため、日本はまだまだと大石。

経産省によると、キャッシュレス化が近年進んだ要因はポイント還元があったこと。物価高の折、ポイントに惹かれてキャッシュレスに進んだ人も多いようです。
また、非接触が推奨されたコロナ禍も促進要因となりました。

若い世代は意外に「現金派」

では、現在「キャッシュレス派」と「現金派」はどちらが多いのでしょうか?

あるアンケートで「7,8割以上はキャッシュレスを利用する」と答えた方は、10~20代が46%、30代が55%、40代が54%、50代が57%、60代が最も高く58%、70代が57%。

大石「結構、高齢の方もキャッシュレスなんですよ」

理由は、百貨店や家電量販店などの高額商品はキャッシュレス決済が多いためです。
一方、若者世代はキャッシュレスが進んでいません。その理由は10~20代が購入するのは低額商品の割合が高く、現金による決済が多いためです。

未だに「現金しか使わない」と答えた方は10~20代が27%、30代が20%、40代が18%、50代が13%、60代が12%、70代が14%でした。

大石「高齢者の方が、現金しか使わないという人は少ない」

増加する不正利用

一方でクレジットカードの不正利用も増えています。
2023年の被害額は541億円で、約10年前の2014年と比べほぼ5倍。
今年の被害額は9月までで399億円。このペースでいけば去年と同額か、超えてもおかしくないくらいの額です。

大石「見知らぬ人が勝手にクレジットカードを操作して…電話がかかってきたことないですか?クレジットカード会社から」

なんと大石は名古屋にいる時に「大石さん、今どこにいらっしゃいます?ブラジルにいますか?」と尋ねられたそう。
以前の海外旅行の際、フィッシングされた心当たりがなんとなくある、と冷や汗をかいた大石。

多様化・巧妙化する詐欺

また、QR決済の場合は後ろに並んでいる人に「QRコードのステッカー」を盗撮される恐れもあるそうです。
そのため「QR決済の際は入念に周りを振り返るのがよい」と大石。
他には、偽の宅配業者からメールが届き、連絡を催促されることもあります。

大石「でもそれは詐欺なんですよ」

偽のクレジットカード会社からの怪しいメールにも要注意。

大石「振り込んでしまうと、情報が抜き取られる」

多様化、巧妙化する詐欺の手口。
詐欺に遭わないためには、通販サイトや身に覚えのないアドレスに気をつけたり、何より利用明細をこまめにチェックするよう目を光らせてほしい、と呼びかける大石でした。
(nachtm)
 

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