広くなく露天風呂もないけどまた行きたい!鳥取県の関金温泉「鳥飼旅館」
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。12月12日の放送で紹介したのは、鳥取県倉吉市関金温泉「鳥飼旅館」。温泉ファンの高田も大満足という鳥飼旅館。いったいどんな温泉なのでしょうか。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴くまさに秘湯
高田「こういうコーナーをしておりますと、知られざる秘湯を紹介したいと言う欲にかられるんですが、まさに秘湯です」
関金温泉までの距離は、CBCのある名古屋市中心部から377キロ。
高田アナは車に乗って4時間41分で到着。
公共交通機関だと新幹線で姫路駅、特急スーパーはくとに乗り換えて倉吉駅下車。倉吉駅バスターミナルからバスに乗って35分で関金温泉まで。そこから徒歩6分。
名古屋駅からは上手く乗り継げば4時間27分で到着です。
家族はコナン
関金温泉の近くには漫画『名探偵コナン』の作者・青山剛昌さんの資料館「青山剛昌ふるさと館」があります。
高田「夏に家族で行った時には、家族を名探偵コナンの記念館に降ろして、私だけ関金温泉に行きました」
館青山剛昌ふるさと館から関金温泉までは30分ほど。傾斜地の街の中には温泉旅館が点在しているそう。
さらに車を進めると、山を登り切った辺りに「関の湯」という共同浴場があり、そこから20~30メートル下ったところに目的の鳥飼旅館があります。
良いお湯の予感
鳥飼旅館の日帰り入浴料は500円です。
傾斜地に建っているため、一階から入場して、二階部分に温泉があります。
高田「お世辞にも新しい旅館とは言い難く、結構歴史がある佇まいで、良いお湯の雰囲気がしました」
脱衣場のスペースは3人も入れば一杯。鍵のかかるロッカーはありません。
浴場はそれなりの広さで洗い場は3ヵ所。浴槽は5人も入ればいっぱいの大きさで、こじんまりした旅館のお風呂というイメージです。露天はありません。
程よく溢れる
高田アナが訪れた時は貸し切り状態の上に、程よく浴槽から溢れる湯量にテンションが上がったとか。
誰もいないので出たり入ったり。いったん出て浴槽の縁に座ってボーッとしていると、2分ぐらいでまた湯が溢れてくるんだそうです。
高田「ダバダバではなかったんですが、小さい浴槽だからこそ溢れ具合がすごいんですよ。風呂に入るとダバーッとあふれて、排水がゴボゴボと音を立てるほどの流れっぷりでございました」
湯は無色透明で香りには癖なし。泉質は単純弱放射能泉。肌にツルツルで優しい印象だったそうです。
これがいいんですよ
高田「単純弱放射能泉はラドンが弱放射能泉の2倍以上の含有率があると言われているようです。やや温めの最高の温泉でございました」
高田が行った夏は、加水加温消毒なしの完璧なかけ流し。しかし冬は加温かけ流しになって温度を上げるようです。
高田「露天もありませんし、無骨な作りです。でも、これがいいんですよ。湯も最高で大満足でしたね。ぜひ次は宿泊で利用したいと思います」
ここの温泉は飲んでもOK。温泉を使った温泉コーヒーも提供されていたとか。
鳥飼旅館を訪れた際には召し上がってみてはいかがでしょうか。
共同浴場にもハシゴ
温泉ファンの高田アナはもちろん坂の上の共同浴場「関の湯」にも足を運びました。
鳥飼旅館の温泉と違ってこちらは熱かったとか。
高田「番台のおばちゃんに聞くと、7年ぐらい前に地震が起きてから、温泉の温度が高く変化したようです」
かつては関の湯も鳥飼旅館同様、冬場は加温していたそうですが、熱めの湯になったため、関の湯では冬場でも加温なしだそうです。泉質はもちろん同じ単純放射能泉です。
高田「放射能泉って全国でも珍しいんですよ。距離はありますが、同じ鳥取県内に同じ泉質の三朝温泉(みささおんせん)がありますが、なるほど、地球規模で見れば近くになるのかなと思いました」
鳥取県を訪れた時は、温泉のハシゴで地球の不思議を感じてみてはいかがでしょう?
(尾関)