今年の一皿は「うなぎ」に決定!
12月3日、飲食店の情報を集めたウェブサイト・ぐるなびが「2024年の一皿」に「うなぎ」を選出しました。6日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子がリスナーの投稿を紹介しつつ、この話題について語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「今年の一皿」とは
「ナナナ ウナ ウナウナナ」、うなずきトリオの「うなずきマーチ」をBGMにコーナーが進みます。
優れた日本の食文化を、人々の記憶にとどめ、より豊かな食の未来の進化、発展につなげるために、その年の世相を反映し象徴する食として毎年発表される「今年の一皿」。
昨年は「ご馳走おにぎり」で、「タピオカ」や「パクチー料理」「鶏むね肉料理」が選ばれたこともありました。
「『今年の一皿』にうなぎが選ばれました」(Aさん)
今回うなぎが選ばれた背景には、低価格チェーン店の増加や、外国人観光客による人気があり、老舗店にも訪日客が押し寄せていたそうです。
食欲旺盛!元気な85歳
「『今年の一皿』はうなぎですね。そのことを知ってるのか知らないのかわかりませんが、朝早く母から『年内にね、おいしいうなぎか焼肉食べたいな』と連絡が入りました。ものすごい食欲の恐るべし85歳。こりゃ長生きするわ。ですよね(笑)」(Bさん)
つボイ「本当にそうですよ。歳とって肉やなんかをばーっと食っとる人ね、結構長生きの人が多い」
小高「食欲があるのはとっても大事なことですからね」
つボイ「命の炎を燃やすために肉というのが必要なんですよね」
お元気なお母様にあやかりたいものです。
意味が違う?今年「も」一皿
「『今年の一皿』がうなぎか。自分的には今年も『一皿』だけ食べました」(Cさん)
つボイ「そういう意味やないんです、この『一皿』は(笑)」
「昔は『少し贅沢してうなぎにするか』だったんですが、今では悩んだ末に、年に一回ぐらいは許してもらえるステージに上がってきました」(Cさん)
つボイ「『年に一回食えるぞ!』っていうステージや」
「昔はうちの前でうなぎを取ってきて、『晩ご飯はうなぎにするか』だったんですが、えらく出世いたしました」(Cさん)
「かば焼き」と「カバブ」
外国の方も「うなぎ」を好んで食べる人が多いようです。
小高「うなぎを食べる文化のある国もたくさんありますけど、かば焼きのような感じで食べるところは…」
つボイ「醤油、みりん、山椒。日本でしかない食材がそこにあって、しかも炭で焼くという。うなぎをさばく技術というのがある。『へぇ、こんなにおいしい食べ方があるんや』ということで」
そしてもうひとつ。
つボイ「中東からインドにかけて、串に刺して焼くものを『カバブ』。カバという音が広くある。『カバブの一種かな?』と思って食べてみると『あっ全然違うやないか』と」
「かば焼き」と「カバブ」が似ていることから人気が出た可能性もあるようです。
「遠くのうなぎより近くのくじら」
「では、うなぎことわざの係に送ります」(Eさん)
急に「うなぎことわざのコーナー」がスタートしました。
「遠くのくじらより近くのうなぎ」(Eさん)
つボイ「これも年代によりますわね。『鯨の尾の身がおいしい』という年代と、僕らは給食に出てきて『本当は他の肉食いたいな』という代養食で食ってたんで」
「遠くのうなぎより近くのくじら」を食べさせられていた年代のつボイ。
「井の中のうなぎ、大海を知らず」(Eさん)
つボイ「うなぎは大海を知ってます。海から元の川に戻ってくると。『井の中のうなぎ、大海を知らず』というのを、いま目指してるんです」
このことわざを「井の中に大海を作ろうとするうなぎ業界」と考えるとつじつまが合います。
小高「完全養殖!」
つボイ「それが、このことわざに表されているんです!」
実際に、今回選出された理由のひとつに、ふたりが挙げた「完全養殖の研究が活発化したこと」もあったようです。
(minto)