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愛すべき日本の食文化「駅弁」が世界へ!

愛すべき日本の食文化「駅弁」が世界へ!

新幹線や長距離特急列車でのおでかけのお供、駅弁。地域の特産物や名産品を使ったものが多く、車内にいながらご当地の味を楽しむことができるのが魅力です。12月3日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、そんな駅弁にまつわる興味深いニュースが取り上げられました。日本が誇る食文化「駅弁」を、世界に広めようとする活動が始まっているというのです。つボイノリオと小高直子アナウンサー、佐藤楠大アナウンサーがコメントしています。

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「EKIBEN」を世界へ

日本の「駅弁」を世界に広めるため、創業100年を超える老舗の弁当会社3社が連携し、新しいプロジェクトを始めようとしています。

立ち上げに参加したのは、味噌カツなど名古屋飯がウリの愛知県にある「松浦商店」、鶏めし弁当で有名な秋田県の「花善」、そして幕の内弁当の元祖として知られる兵庫県の「まねき食品」の3社です。

3社は「EKIBEN WORLD TEAM」と名付けたコンソーシアムを結成し、来年2月にヨーロッパ各地へのアクセスの良いチューリッヒ中央駅で駅弁を販売することになりました。

和食人気が高まる海外で、多彩な日本の駅弁を選ぶ楽しさを提供したいと意気込みを語ったとのことです。

海外の駅弁事情

この興味深いニュースを聞いて、小高からとある疑問が。

小高「ヨーロッパにも長距離列車たくさんありますよね?電車の中でご飯食べよって時は、どんなイメージなんでしょう?」

日本の駅弁が海外進出するにあたって、海外にも駅弁と似たような文化があるのかどうかが気になったようです。

佐藤「日本でお馴染みのいわゆる『幕の内弁当スタイル』はやはり珍しいようですね。海外だと『サンドイッチとコーヒー』や『マフィンとドリンク』のような組み合わせで食事をとることが多いみたいです」

簡単にさっと食べられる軽食スタイルがほとんどとのこと。
電車内で食べる豪華な駅弁は、海外の人たちの目にはひとつの日本文化として珍しいものに写るかもしれません。

気になる中身は?

小高「でも日本の駅弁って、ご当地色が強いじゃないですか」

つボイ「松浦商店やったら名古屋コーチンが入ってたりとかな」

小高「スイスのチューリッヒで売る駅弁には、日本の名物が入るのかな?それともスイスの特産品が入るの?」

旅行先の名物を味わうことができるのが駅弁の醍醐味です。
スイスで販売する日本の駅弁の中には、一体何が入っているのでしょうか。

佐藤「花善は『鶏めし弁当』、松浦商店は『大海老の天むす』、まねき食品は『スイス牛の牛めし』を出すみたいです」

つボイ「ちょっと、スイス入れてきた(笑)」

小高「日本の食文化も紹介したいし、スイスならではのいわゆるご当地弁当的なのも用意してるよってことなのかな?」

駅弁は各社2種ずつの計6種類販売するとのこと。
日本食の美味しさはそのままに、海外の人たちにも受け入れられやすいように工夫もされているようです。

売り方も日本風で

つボイ「日本の文化を知ってもらうためには日本的に、『べ~んとべんと~~』の掛け声がいると思いますよ」

小高「すいません、たぶん佐藤さんすら聞いたことないですよ(笑)」

佐藤「知らなかったです(笑)」

現在では駅の売店やコンコースで販売されているのが一般的ですが、かつては「立ち売り」が典型的な販売スタイルでした。

たすきの付いたばんじゅうに駅弁やお茶を入れ、売り子がそれを首から下げてホームを歩き、掛け声を出しながら駅弁を販売するというものです。

つボイ「昔はそうやって売ってたんですよ。スイスでもやらなあかん」

小高「でもスイスだから日本語じゃないよ?あ、でもBENTOって言葉になってるからいけるのか」

駅弁の立ち売りは年々減少傾向にあり、現在では全国でも4駅ほどでしか行なわれていないそうです。
駅弁の海外進出に伴って、立ち売りの文化が復活したら面白いかもしれません。

つボイ「ハイ~ジの白パン~とかね」

小高「やっぱり、スイスでその掛け声はイメージ合わないよ(笑)。でもハイジの白パン黒パン弁当ってのも、そのうち出るといいかもしれないね」

つボイ「ユキちゃん~の焼肉~」

絶対に食べたくない駅弁です。
「そこはユキちゃんのミルクでいいんじゃない?」と冷静にツッコミを入れる小高でした。
日本人に愛される駅弁が海外でどんな風に評価されるのかが楽しみです。
(吉村)

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