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地元感が味わえる山形県かみのやま温泉の「下大湯共同浴場」

地元感が味わえる山形県かみのやま温泉の「下大湯共同浴場」

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。11月21日の放送で紹介したのは、山形県上山市かみのやま温泉の「下大湯共同浴場」。「お湯といっしょに地元感も味わえる」という高田アナ。いったいどんな共同浴場でしょうか?

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新幹線の駅がある

高田「良い温泉街には共同浴場がありますな。かみのやま温泉と言えばここ、というぐらい有名な歴史ある施設です。ありがたいことに共同浴場の前に広めの無料駐車場があるんですよ」

名古屋からかみのやま温泉までは614キロ。車だと北陸道周りで所要時間は7時間49分。

公共交通機関だと名古屋駅から東海道新幹線で東京駅まで行き、山形新幹線に乗り換えて「かみのやま温泉」下車。上手く乗り継げば4時間半ぐらいで到着するそうです。

新幹線の駅名になるぐらい有名な温泉地・かみのやま温泉。温泉街は、歩いて回ると大変なほど広いとか。

山形市からも近く、南へ車で30分もかからない距離。高田アナが訪れた共同浴場も地元の雰囲気で溢れていたようです。

おばさんが教えてくれる

「下大湯共同浴場」へは券売機で150円払って入場。
受付のおしゃべり好きなおばさんが、温泉の管理もしているそうです。

大きな共同浴場ですが、混んでる時間には「待ち」が出るほど混雑するとか。高田アナが行ったのは午前10時半ぐらいでしたが、男湯には3人ほどしかいなかったそうです。

鍵のかかるロッカーも利用できるそうです。
初めてのお客さんにはおばさんが細かく説明してくれるそうです。脱衣場の使い方も中に一緒に入って教えてくれたそうです。

脱衣場にいる常連さんも、おばさんとは顔馴染みのようで、おばさんが入ってきても驚くこともなかったとか。

共同浴場は銭湯と同じ形式なのでシャンプー、石鹸はなし。
身体を洗う人は150円でいいのですが、髪を洗う人は別料金で、洗髪代100円がかかります。高田アナ曰く「田舎の方ではよくあること」だそうです。

洗髪券を買うと、洗い場の蛇口の栓を貸してもらえます。

高田「洗い場の蛇口にキュッキュッと回すのがなくて、ポチッって出てるだけ。なんで?と思ったら、次に入ってきた人が蛇口を持っていたので、そういうことねってわかりました」

なので、身体を洗う人は浴槽の傍で洗うことになるそうです。

お湯はとにかく熱い

浴場には巨大な浴槽があり、大きめの浴槽と小さめの浴槽に仕切られています。
仕切りの下で繋がっていて、それぞれ温度が違うそうです。

15人ほどは入れる大きめの浴槽は44度。
一方、4人ほど入れる小さめの浴槽はぬるめとは言え、それでも42度。お湯の熱さもこの共同浴場の特徴の一つ。

高田「たいがい熱い方で我慢しながら入る。44度ですけど、そう我慢せずとも入れるんですよ。とにかく熱いので、出たり入ったりを繰り返して温まって下さい 」

浴場の壁には二つの絵がかけられていたそうです。山形県と宮城県の県境にある有名な景勝地、蔵王のお釜と呼ばれる火口湖の絵。もう一つは上山城と桜の絵。

お湯は無色透明で癖がありません。泉質は、ナトリウム・カルシウム・塩化物-硫酸塩泉。原泉62.8度なので加水はしていますが、加温・消毒なしのかけ流し。

高田「肌にキシキシ感があります。いかにも歴史のある温泉の香りって言う、どっしりとしたゆで卵系の匂いがいたします」

地元の人の社交場

湯の温度を確認するのも受付のおばさんの仕事。おばさんは頻繁に仕事で男湯に来るそうです。
地元のお客さんがおばさんに話しかけて、ついつい話が弾むということもあったとか。

また、常連のお爺さんが初めて来たお客さんに蛇口の使い方を教えたり、入浴のマナーを解いたりする光景も見られたそうです。

高田「いい雰囲気だなあと思いました。これもおばさんの人柄だと思います。地元の爺さんを見ていると、本当におばさんと喋りに来ている感じでした」

高田アナが入る時に、受付のおばさんとしゃべっていたお客さんが、高田が出る時にもまだしゃべっていたそうです。

高田「ここは地元の人の社交場です。我々のような観光客はそこにお邪魔していると言う意識を持って入りたいと思います」

お湯と人が名物。山形県上山市、かみのやま温泉の「下大湯共同浴場」を紹介しました。 (尾関)
 

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