まるでケーキ屋さん!スイーツ好き大歓喜の「道の駅 松山」
毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊二アナウンサーがおすすめの道の駅を紹介しています。10月25日の放送で紹介したのは、鹿児島県志布志市にある「道の駅 松山」です。実は専門店並みのクオリティと品揃えのとある商品が並ぶ、一風変わった道の駅という西村アナのプレゼンに、安藤渚七も興味津々です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く珍名で話題となった町
「道の駅 松山」は、日本一「志」の多い町として有名となった鹿児島県志布志市にあります。
城跡や武家屋敷が残る歴史的情緒漂う町の様子を表すかのように、道の駅にも立派な瓦屋根が施されており、お屋敷風情ただよう趣のある外観をしています。
正面入り口の屋根には武家の兜を模した装飾がなされており、江戸時代の雰囲気を楽しむことができる造りとなっています。
道の駅と言えば欠かせないのは地場産品。
「やっちくふるさと館」には、新鮮な旬の野菜や果物がずらりと並びます。
「やっちく」とは「野菜と畜産」という鹿児島の産業の特色と「やっていこう」という鹿児島弁を組み合わせた造語です。
そう、温暖な気候と広大な畑地に恵まれた鹿児島は、畜産産出額では北海道に次いで全国2位を誇る畜産王国です。
鹿児島黒豚や黒牛、さつま鶏などは日本だけでなく、いまや世界からも注目されるブランドとなっています。
そんな鹿児島産の畜産加工食品も種類豊富に販売されており、地域の特色を感じながらお買い物を楽しむことができる道の駅です。
おかしな道の駅
しかし「道の駅 松山」には、一般的な道の駅ではあまり見かけることのない不思議な一角があるそうです。
純和風な建物の中に入ると、パッと目に飛び込んでくるのは赤と白のかわいらしいチェック模様のテーブルクロス。
色とりどりのポップで飾られた店内に漂うなんとも甘い、いい香り。
そんな店内の写真を撮ってきたという西村アナ。
安藤「え、これ道の駅ですか?ケーキ屋さんじゃなくて?」
西村「うちの近所のケーキ屋さんを撮ってきたわけじゃないですよ?」
安藤が驚くのも無理はありません。
ショートケーキにタルト、パイやプリンなど様々な種類のケーキが並べられたショーケースに、レジの前には華やかに飾られた見た目もかわいいクッキーやお洒落なチョコレート。
そう、ここは店内で手づくりされたケーキや焼き菓子、チョコレートが大人気の、まるでケーキ屋さんな道の駅だったのです。
安藤「道の駅なのに?すごいな!」
スイーツ好きな人にとっては、まるで夢のような道の駅です。
ちなみに今はハロウィンの時期ということで、店内はカボチャのランタンなどでかわいらしく装飾されているようです。
テイクアウトも充実
ケーキ屋さん顔負けなのは店内商品だけではありません。
ドリンクはコーヒー、紅茶、カフェオレ、カフェラテにピーチソーダなどのフルーツ系やチャイまで、種類豊富なメニューが並びます。
フードを見てみると、チョコバナナやキャラメルカスタードなど十種類以上の美味しそうなクレープに、こちらも目移りするほどたくさんのフレーバーのソフトクリームやフロート、シェイクまで。
安藤「本格的!」
西村「これ、明らかにスイーツのお店ですよね」
ちなみに一番人気なのはクレープだそう。
店内で焼き上げた出来立てのクレープをほおばりながら道の駅を散策なんて最高です。
正体は人気の洋菓子店
「2013年から、スイーツ専門道の駅として洋菓子を販売しております」
HPにこう記載がある通り、どう考えても道の駅のレベルではないスイーツの充実っぷりと本格さには、実は理由がありました。
ここを運営しているのは「チョコレートハウス ココロ」という、九州を中心に店舗を展開している洋菓子屋さんなのだそうです。
遠方からもお客さんが来るほど人気の洋菓子店がここに支店を構えたということなので、道の駅にしてはあまりにも本柿的すぎるのにも納得です。
観光で遊びに来てふらっと道の駅に立ち寄った人も、地元で人気の洋菓子店の味を気軽に味わうことができるのは嬉しいですよね。
ちなみに現在チョコレートハウス ココロでは、クリスマスケーキの予約を受付中とのこと。
今年のケーキは旅先で予約、なんていうのも面白いかもしれませんね。
(吉村)