「ふるさと納税」返礼品、最近の人気は「電気」?
防衛費の増額に伴う増税。それにより「ふるさと納税で得をした気分になりたい」との思いが強まった人もいるのではないでしょうか?そんな中「ふるさと納税」の返礼品として最近人気なのが、なんと電気だそうです。10月16日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、中日新聞の記事を基に、CBCアナウンサー永岡歩とつボイノリオが深掘りしました。
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「ふるさと納税」の返礼品として電気を供給する自治体が増えているそうです。
その自治体に寄付をすると、再生可能エネルギーで発電した電気が自宅に送られ、毎月の電気料金が一定額割り引かれる仕組みです。
中部電力管内の愛知、岐阜、三重、長野、静岡に住んで中部電力ミライズと契約することが条件となっています。
中部電力ミライズでは2022年12月から提供を開始し、中部地域では三重県名張市、松阪市、川越町、大台町、長野県小谷村の5市町村と提携。
水力や太陽光発電で生み出した電気を寄付者の家庭に届けるというのです。
電気代、いくら割り引かれる?
気になるのは金額。
名古屋市内に住む人がこれらの自治体に1万円寄付すると、1ヶ月の電気料金から2,500円割り引かれるとか。
2,500円に満たない場合も残額は6か月までは繰り越されます。
電気代高騰の中「この割引額は大きいじゃないですか!」と驚くつボイ。
永岡「それこそ『ふるさと納税』も、果物頼んだけど『あれ、なんかちょっといっぱい来ちゃって腐らせちゃったな』とか『お肉もなんかずっと冷凍庫入っとるな』とか、結構あったりするじゃないですか。
だったらもう、確実にお肉を保存するために使っている冷蔵庫を動かす電気、こっちに使った方が無駄ないんじゃないかっていうようなので人気らしいんです」
量が多くて余らせてしまう食べ物から割引へと、寄付者の関心に変化が生まれています。
他の自治体でも
また愛知県豊田市でも、地元事業者が出資する電力会社「おいでんエネルギー」が、市内で発電した電気を返礼品として提供。
寄付額のおよそ30%に当たる額がもらえます。
こちらも中部電力管内に居住し、おいでんエネルギーと電力供給を結ぶことが条件です。
このような返礼品として電気を供給している自治体は全国で11市町村あり、今後より広がっていくかもしれません
地元の名産を知るべし
「ふるさと納税」の寄付額が少なかった名古屋市も、バーミキュラやリファの商品を返礼品に加えたところ、寄付額が増えています。
つボイ「全国に魅力を発信する機会でもあるし、地元の産業を盛り上げるという意味もあるので、各自治体が、自分の地域がどういうものがあるかいうのは徹底した方がいいと思いますよね」
自治体にとって、地元の名産を知ってもらうことが寄付金ゲットに直結しているのかもしれません。
ちなみにつボイさんは一宮市出身。
永岡「つボイさんが一宮の返礼品になってもいいぐらいですよ(笑)」
つボイ「一宮に寄付すると、私が自宅へ行って一曲歌ってく」
永岡「じゃあ全国行きます、交通費別途です、一曲歌います(笑)。これでいくらの返礼品です?」
つボイ「そんな高くない(笑)」
果たしてお金持ちのつボイにとっての「そんな高くない」はいくらなのでしょう。
(ランチョンマット先輩)