一度は行きたい港町!富山県射水市の内川エリアは「日本のベニス」
『CBCラジオ #プラス!』の「日本全国にプラス!」では今、全国に起こっている話題を取り上げます。10月15日放送では富山県に「日本のベニス」と呼ばれている場所があるとか。ベニスはイタリアの水の都ですが、「日本のベニス」とはどんなところでしょうか?光山雄一朗アナウンサーが一般社団法人射水市観光協会の沼田さんに伺いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く川にかかる橋や船、カモメ
『日本のベニス』と呼ばれているのは、富山県射水市新湊にある内川エリアで、富山新港から東西約3.5kmに続く河川のことを指します。
沼田さんによれば、10以上の橋がかかり、それぞれ異なる趣を持つのが特徴だとか。
沼田さん「船の舵をイメージした街灯や船を停めておく係船柱、カモメが飛び交う様子など港町らしい風景に出会えます。
川沿いに民家が立ち並び、川岸に漁船が停泊する風景がイタリアのベニスを思わせることから『日本のベニス』と呼ばれています。
もともと昔ながらの町屋が並んでいたりするので、どちらかというと和風ですが」
移住する人も
この内川エリアの魅力はどんなところなのでしょうか?
沼田さん「町の中心に内川が流れていますが、両端に漁船が係留されていたり、すぐ横に町屋が立ち並んでいるという構造で、川と生活空間が近いです。まさに水辺の町という感じで、川の波で船がきしむ音が聞こえてきたり、潮の香りを感じるなど、港町の生活の息遣いを感じることができます。
また最近このエリアを訪れる人たちが増えているそうです。
沼田さん「お店をする人も増え、そういったカフェやバーに立ち寄りながら、観光で街歩きをするのもおすすめのエリアになっています。
30代の若い方とか、あるいは第二の人生60代を過ぎてから移住される方も増えています」
「内川竹あかり」実施中
11月下旬まで内川沿いでは、竹に明かりを灯した「内川竹あかり」が点灯しています。
高さ2.3mの明かりオブジェ約200本の竹、ぼんぼり約90個の竹が川の両岸に設置されているそうです。
この「内川竹あかり」は昨年から始まったそうですが、そのきっかけもまさにベニスと同じでした。
沼田さん「昨年度から夜に遊覧船の運行をスタートしたことがあって、内川の景観に合うような夜間照明ができないか、というところから竹あかりのプロジェクトが始まりました」
「内川竹あかり」は世界で活躍する竹あかり演出集団・CHIKAKENのプロデュース・製作指導により8月から製作が始まったとのこと。
さらに住民のボランティアの協力もあって無事点灯がスタートしたとか。
沼田さん「演出集団のちかけんさん、池田親生さんと三城賢士さんおふたりで、世界初の竹あかり総合プロデュース集団の方々です。その土地にしかない、風景、物語を生かして、人と人、人と町、人と自然をつなぐ空間演出竹あかりを全国で展開している方々です」
「新湊きっときと市場」を取材したことがあり、魚介類に舌鼓を打ったという光山アナ、そこからの距離を尋ねます。
沼田さん「徒歩で15~20分くらいです」
とれとれのおいしい魚があって、風情ある港町。北陸への旅行の際はぜひ訪れたいものです。
(みず)