全てを忘れて温泉と向き合える!島根県・斐乃上温泉「民宿たなべ」
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。10月3日の放送で紹介したのは、島根県奥出雲町の斐乃上神温泉「民宿たなべ」。高田アナはたったひとつの難点を除けば、かなり気に入ったようです。
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斐乃上温泉は、吾峠呼世晴さん原作の漫画でアニメ化もされた『鬼滅の刃』のモデルにもなった場所です。
高田「それを連想する方が多いようですが、私は娘の漫画の一巻しか読んでないんでわかりません。
いわゆる聖地みたいな感じなんでしょ?私に関しては温泉しか興味がありません」
斐乃上温泉へは、CBCのある名古屋市中心部からは435キロ。
車での所要時間は5時間半ほど。
公共交通機関では新幹線で岡山まで行き、特急「やくも」に乗り換えて鳥取県の生山駅下車。さらにバスをふたつ乗り継いで、合計7時間ほどかかります。
受付の向こうは夕食
高田アナが利用したのは、奥出雲の山の中にある一軒宿「民宿たなべ」の日帰り入浴。
高田アナは雨の山道をカーナビを頼り延々と走り、到着したのは16時半頃でした。日帰り入浴の受付時間は17時までとぎりぎりでした。
入浴料は800円。旅館は木造でそれほど広くはないそうです。
高田「受付のすぐそこが食堂なわけですよ。もう5時近いんで夕食です。宿泊の二家族ぐらいが今に食べようというところを『ごめんなさい』と通って行ってお風呂に入りに行きました」
脱衣場は一般家庭のものをちょっと広くしたような家庭的な作り。銭湯のような鍵のかかるロッカーが6つあるそうです。
脱衣場の狭さと違って、浴場はゆったりとした作り。洗い場は2カ所あり、一番奥に白いタイル作りの浴槽は、5人入れる大きさ。
高田「風呂はラッキーなことに貸し切りでございました。ありがたいことでございます。これで印象がずいぶん変わってきますのでね」
露天風呂も
原泉は26.4度。加温加水あり・消毒なしのかけ流しで、泉質はアルカリ性単純温泉。
無色透明で木や土に近いモール臭がしたそうです。
高田「若干とろみを感じるお湯で、肌にはツルツルで優しい。加温していますのでやや熱め、42度ぐらいのイメージ。出たり入ったりを繰り返して温まっていただければと思います」
さらに露天風呂もあったそうです。細い通路を通って行くと大きな岩風呂がパッと開けるとか。こちらはさらに大きめで7~8人は入れます。露天風呂には屋根があるので雨でも大丈夫。
高田「行ったのは夏で虫がいます。まあ夏の山の中ですからしょうがないですね」
お湯の特徴なのか、風呂から出た後、身体の火照りがなかなか治まらず、汗もかいたそうです。
温泉と向き合える
規模は大きくないですが家族風呂もあり、細部まで掃除が行き届いていて非常に快適だったそうです。
ただ山の中の一軒宿なので、お風呂上りにコンビニに行くようなことはできません。
高田「そういうのがない不便な生活を楽しむというところでございます。泊ってもいないのに何を言ってるんだという話もありますけども。何もかも忘れて温泉に向き合いたいという方にはおススメの宿です」
「次は宿泊したい」と言うほど「民宿たなべ」が気に入った高田アナ。
しかし唯一の難点は、玄関や駐車スペースまで30メートルほど距離があることだと高田アナ。帰りは来た時以上に全く止む気配がない土砂降りでした。
高田「せっかくお風呂に入ったのに相当濡れて車の中に入りました。雨の時は日帰り入浴の皆さんには傘を持って行くことをおススメします。島根奥出雲の名湯だと思います」
(尾関)