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職場で同僚の育休をフォローする人にも補助金が

職場で同僚の育休をフォローする人にも補助金が

育児休業の取得や時短勤務制度の充実など、徐々にこどもを育てながら働きやすい環境整備が進んでいます。その反面、そのあおりを受けているのが同じ部署で働く人たち。最近では、育休や時短勤務の人のフォローをする側の支援も拡大してるといいます。9月11日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、育休や時短勤務をフォローする側の支援について紹介します。

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同僚のフォローに手当

昔に比べて子育てをしながら働きやすい環境や制度が整ってきたのはとてもいいことですが、その一方で育休や時短勤務者のフォローをする側の負担は増加しています。

つボイ「考えてみたらそうだよね。休んだり早く帰ったりした人のフォローは残された人がしますけど、グッと負担がかかってますよね。そのことを考えてあげないといかん」

小高「育休や時短勤務で抜けた人の代わりを補充できる場合はいいですけど、できない場合はマイナスの人数で仕事を負担しなきゃいけないから、一人当たりの仕事量が増えます」

負担が増えた同僚たちに対し、企業がボーナスの上乗せや手当を支給する動きが出てきました。
育休や時短勤務を取得する側が申し訳なく思ったり、負担がかかる同僚側がモヤモヤしたりする事態を緩和できるのではと期待されます。

国も補助金制度を設けて支援

こうした制度は、大手のタカラトミーやサッポロビール、三井住友海上火災保険などが先駆けとなっています。

つボイ「まずは大企業から始めているということですね」

小高「中小企業ではまだなかなか難しいところですが、今年1月から厚生労働省が育児や介護と仕事を両立させるための両立支援等助成金のコースに『育休中等業務代替支援コース』が創設されたんです」

これは企業に対し、育休中や時短勤務中の仕事を代わった人に対して手当を支給した場合や、カバーする人を雇った場合に、補助金が支給されるというもの。
まずはこの支援制度を多くの中小企業の経営者や人事担当者に知ってほしいと話すつボイ。

今年1月スタートということで、まだまだ知られていない制度かもしれません。

どちらの立場もハッピーになるように

最近のSNSでは、子育て中の人と子育て社員のフォローで疲れている人の意見が分断し、炎上するケースも見られます。

小高「こういった分断を防ぐためにも、目に見える形でフォローしてくれる人への手当は大切です」

つボイ「育休や時短勤務を取得する人と、カバーする人がギスギスしないようにしたいですよね。めでたいことなんだから」

続けて「上司や経営者が積極的に双方へ配慮することが大切では?」と提案するつボイ。

育休中の給与は加入している健康保険組合から支給されます。
企業は育休中の社員の給与が浮いているのだから、フォローしている社員へ分配したらいいのでは?と小高。

企業によって抱えている事情は違うため簡単に完全できることではありませんが、少しでもいい方向に進めばと締めくくりました。
(葉月智世)

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