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「南海トラフ臨時情報」で関心が急上昇!防災への備え

「南海トラフ臨時情報」で関心が急上昇!防災への備え

8月8日16時43分ごろに日向灘で起こったM7.1の地震。その直後、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を出し、評価が「巨大地震注意」となったことで動揺した方も多いのではないでしょうか。14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「災害に対する備え」について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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SDGsと防災の共通点

今後30年間のうちに発生する確率が70%と言われている南海トラフ巨大地震。もちろん、地震大国である日本では南海トラフに限らず、いつ、どこで地震をはじめ豪雨などの災害が起こっても不思議ではありません。

防災の観点からSDGsにも触れる小高。

小高「人の命を最優先にすること、災害に強いまちづくりをすること、清潔な避難所や水・食べ物・トイレを確保して全ての人が助かるよう努力するなどに共通点があります」

つボイ「災害があっても、命が助かって復興できるように備えておくことが大事ですよね」

備えるものは備蓄だけじゃない

今回の「南海トラフ地震臨時情報」で、改めて備えについて意識した方が多かったようです。

まず、自宅については家具などが揺れで転倒してこないように固定することが大切。あとは部屋のレイアウトを見直すことも有効です。その上で食料や水・トイレを確保し、避難することになった場合の非常持ち出し袋の点検も必要になります。

「南海トラフ巨大地震注意の情報が出たので、この番組を聴きながら避難用リュックの点検をします。毎年冬と夏の年2回、中身の入れ替えをするんですが、6月に腰椎神経すべり症による手術を迷っているうちに、今までのリュックの重さでは背負えないと気付きました」(Aさん)

つボイ「冬・夏で必要なものを確認してるんですね」

小高「よく考えれば、季節によって必要なものって変わってきますよね。それを意識して備えていらっしゃる。でも自分が疾患を抱えていて、重いものは背負えないと」

治療も大事ですが、いざという時に無理なく持ち出せる重さの非常持ち出し袋にしておくことも、同じくらい大切です。

定期的な見直しで備えることが大事

意気揚々と非常持ち出し袋を用意した頃から数年経つと、年齢・体調・家族構成などに変化があります。

小高「中身も大事ですけど、いざという時に中身が使えない!背負えなかった!ってなると困りますからね」

非常持ち出し袋に必要なのは食料や絆創膏・ラジオなど誰にでも必要なものもあれば、個人で必要な常備薬や日用品もあるため、この機会にしっかりチェックするのはいいことかもしれません。

つボイ「季節によっても違うという点に気付いて点検しているAさんを見習って、僕らも考えないとですね」

例えば、乳幼児を抱えている家庭では紙おむつや離乳食・粉ミルクが必須。子育て経験者の小高曰く、紙おむつは成長と共にサイズが変わるため、今に合ったサイズかどうかも確認が必要です。

また、女性で忘れがちなのが生理用品。避難所生活では、赤ちゃん用品や女性用の生理用品は避難所運営者が男性で「欲しい」と言い出しづらい、必要数を支給してくれない(理解してもらえない)、後回しにされるといった事態も過去の災害では起こっています。

販売店やネット上で水や米・防災用品購入が殺到し、お盆の夏季休業も重なって品薄または品切れが相次いでいる今日この頃。「計画的にチェックし、備える習慣を身につけてほしい」とまとめるふたりでした。
(葉月智世)
 

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