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「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の挑戦!排ガスへの対策

「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の挑戦!排ガスへの対策

よく環境問題に関連した話題で聞くことが増えてきた「カーボンニュートラル」という言葉。実は自動車やバイクなどの排気ガスと深く関連していることはご存じでしょうか?7月17日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが「カーボンニュートラル」について取り上げました。

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排気ガスを減らすには?

カーボンニュートラルは、自動車やトラック・バイクの排気ガスに関係する言葉で、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、その排出量を「実質ゼロ」に抑える、という概念を指します。

人類が生きていくためには温室効果ガス排出は避けられないため、せめて排出を森林などの吸収で相殺し、地球温暖化への影響を少しでも抑えようという考え方に基づいています。

小高「自動車の燃料をガソリンではなく水素や電気にして、石油やガソリンなどの化石燃料の使用量を減らそうという動きなんかが挙げられますね」

それ以外にも、バイクの構成素材を全て再生可能な素材に置き換えるというチャレンジも行われると言います。

東海人にとってバイクレースと言えば鈴鹿

バイクと聞いて、つボイノリオが思いついたのは、放送エリア内にある鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)。

小高「そう、鈴鹿と言えば『鈴鹿8時間耐久ロードレース』ですよね。鈴鹿で行われる、世界的なオートレースです」

通称「鈴鹿8耐」とも呼ばれ、今年で第45回を数える、日本最大のバイクレースです。
大会レースにはいくつかのクラスがあり、それぞれのクラスには重量などに制限があります。

各チームは、それぞれのクラスに合った調整をしますが、その中で多くの実験的な改造が許される「Experimental(EXP)」というクラスがあり、これにスズキのチームが参戦することになっています。

つボイ「『実験的な改造』っていったい何ですか?」

燃料・オイル・タイヤ・バッテリー・パーツなど、あらゆる部分で可能な限り太陽燃料由来や再生可能素材を使用したバイクで参戦するという挑戦だとか。

バイクレースで取り組む環境問題

スズキは「GSX-R1000R」というヨシムラ SERT Motul EWC仕様をベースとしたCN仕様のバイクで参戦し、社内から選抜した精鋭たちで作られるチームで参加すると発表されています。

ベースの「GSX-R1000R」は、ユーロ圏が排ガス規制導入によって生産終了となった人気車種で、「CN仕様」の「CN」とはカーボンニュートラルのこと。

スズキをはじめ、バイク生産に関連した多くの企業の協力の下作り上げたマシンだと、様々なメディアでも話題になっています。

小高「バイクの魅力を楽しみつつ、今の時代に合ったものにしていこうという取り組みですね」

排気ガスをまき散らすイメージのオートバイですが、工夫により環境対策も考えられているようです。

燃料はバイオ由来原料、タイヤは再生資源や再生可能な資源をより多く使ったもの、前ブレーキにはサンスター技研の熱処理廃止鉄製ディスク、ローダストパッドなど、最先端の技術を集めたバイクでもあります。

つボイ「炎天下で8時間走り続けるというのは、本当に過酷なレース。どんな走りをするのか、さっきの話を聞いていると楽しみになりますよ」
(葉月智世)
 

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