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源泉が地下260メートルから浴槽へ直行。福岡県二日市温泉「博多湯」

源泉が地下260メートルから浴槽へ直行。福岡県二日市温泉「博多湯」

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。6月6日の放送で紹介したのは、福岡県筑紫野市の二日市温泉。高田が二度訪れたことがあるという日帰り入浴施設「博多湯」の江藤さんに電話で直接聞きました。

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特徴と歴史

江藤さんによれば、博多湯は江戸時代の1860年に創業。前身は博多屋旅館と呼ばれていたそうです。
モダンな和風の木造建築で、高田が初めて訪れた時は、男湯の脱衣所が温泉街のメイン通りに面していて、通りを行く人と挨拶できるぐらいの雰囲気だったそうです。

その後玄関や階段を改装し、現在は脱衣所からも板塀で見えないようになっています。しかし温泉の浴槽は昔から変わっていないそうです。

江藤「浴室、浴槽はそのままなので温泉の成分が染みついています」

高田「最高だ」

温泉マニアの高田も満足です。

お湯の特徴

二日市温泉の特徴は、ウランがラジウムとラドンに化学変化していく時に熱を発して、地下水が温められてできた温泉。
微量の放射能を含むラドン温泉は万病に効くと言われています。

泉質はアルカリ単純のラジウム泉。ラドンを多く含んでしっとりとしているそうです。温泉は、地下260メートルから源泉を汲み上げて、一度も空気に触れさせず新鮮なまま浴槽へかけ流し。

温泉も酸素に当たると酸化するので加水加温なし。地下からそのままのかけ流しは貴重です。

江藤「泉質が良いと言って来られるお客さんはかなりいます」

温泉マニアの高田は湯の香りも気になっています。

江藤「ゆで卵のような硫黄の匂いがしっかりしております」

行列のできる温泉

高田「お店の方にあえて難を言わせていただくと、ここは貸し切り状態にならないんですよ」

江藤「浴槽がそんなに広くはないので、お客さんが多い時間帯はご入浴をお待ちいただくことがあります」

高田が行った時は運よく待たずに入れたそうですが、普段は大人気の温泉施設です。

江藤「だいたい土日祝日で400~500人ぐらい。年末年始や1年で一番多い時は600人を越えることもあります」

高田「そりゃ貸し切り状態にはなりませんわ(笑)」

便利な立地

博多湯は福岡から非常に便利な場所にあります。
博多駅からJR鹿児島本線で二日市駅まで20分弱。新しくできた西口改札から、歩いて5分もかからないそうです。

最後に博多湯の魅力を語る江藤さん。

「二日市温泉は1350年の歴史を持つ万葉集にも歌われた九州最古の温泉です。街はゆで卵のような硫黄の匂いがして、昔ながらの雰囲気を楽しんでいただけます。ぜひ源泉かけ流しの二日市温泉、博多湯に足を運んでいただけたらと思います」

温泉マニアの高田寛之も複数回足を運ぶ名湯。ぜひ機会があれば足をお運びください。
(尾関)
 

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