「降水確率50%」って、結局降るの?降らないの?
天気予報で「明日の降水確率は50%です」と言われたら、あなたは傘を持って行きますでしょうか?70%もあれば持って行くという人もいれば、40%でも念のため持って行くという人もいるでしょう。そもそも「降水確率50%」とはどういう意味なのでしょうか?6月6日にCBCラジオで放送された『北野誠のズバリ』では、東洋経済オンラインの記事などを元に、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサー、裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火がトークを展開しました。
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降水確率50%は「降るか降らないか半々」と言われているようで、「結局どっちなんだ!」と思ってしまいますが、実は本当に半々という意味だそうです。
これは過去の気象に関する統計を元に、同じような気圧配置や気象条件が100回現れた時に過去に1mm以上の雨が50回降っていたという意味で、そのため降水確率が100%でもまれに雨が降らない時もあれば、0%でも雨が降ってしまうこともあり得るのです。
最初の質問、「50%の時に傘を持って行くか?」に対する答えは人によってバラバラですが、記事によりますと、選ぶ基準にするといいのが「傘を持って行かず雨に降られたら、自分が不快に感じるか」、または「雨が降りそうなのに傘を持って行かなかったら、自分が不安に感じるか」。
つまり、自分の気持ち次第で決めれば良いとのことです。
何%以上なら傘を持って行く?
「荷物になるので、できるだけ傘は持ちたくない」というのが3人に共通した意見。
山内はさすがに90%だと持って行くと語りましたが、何%以上だと持って行くのでしょうか?
山内「70、50?いや、60かな」
阿曽山「確率っていうより、最近は1時間天気が見れるじゃないですか。この辺ガッツリ降るって言われたら、降りそうじゃないですか」
北野「大丈夫やなと思っても、意外と薄い雨が降ってたりして微妙やったりする」
最近はリアルタイムでなおかつ狭い範囲の天気予報が見られますが、局地的なゲリラ豪雨だと予測が外れる場合もあったりしますね。
ただ、北野は昔、降水確率70%の時に「30%は晴れるなら賭けてみよう」と言い、花見を強行したら失敗したという経験があったため、「70%もあったら、何かをしようと思わん方がいい」とまとめました。
天気に関する言い伝え
データが蓄積されればされるほど、降水確率の精度は上がっていくということになりますが、昔は天気予報に関するさまざまな言い伝えがありました。
北野は「ツバメが低く飛んだら雨が降る」「朝日が異常にキラキラしていたら夕方は危ない」ということを聞いたことがあると語り、さらに昔の友人は天然パーマで、朝にくるくる巻いていたら傘を持って行っていたそうです。
これは湿度と関係があるかもしれませんが、他には気圧の関係で腰を痛めるようになってから、痛みで天気がわかるようになるという方もいます。
さらにこのトークをきっかけに、独自の天気予報に関するおたよりが届きました。
「半田市(愛知県)で流れている都市伝説ですが『牛の臭いがする日は雨が降る』と言われています。信じられないんですが、結構当たります。
嫁さんに『今日は牛の臭いがきついから雨が降るかもな』と言ったら鼻で笑われましたが、本当に降り、驚いていました。
それ以来、嫁さんは牛の臭い天気予報を一子相伝で娘に伝えています」(Aさん)
先日もSNSで雨を臭いで感じる人の話題が盛り上がりましたが、こちらも湿度や風などが関係しているのかもしれませんね。
(岡本)