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豚汁は「とんじる」と読む?それとも「ぶたじる」と読む?

豚汁は「とんじる」と読む?それとも「ぶたじる」と読む?

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』で不定期に放送されているのが、「華麗なる食卓」のコーナー。もともとは家庭によっていろいろなカレーライスの味があるということから、自分の家独自の料理を紹介するコーナーでしたが、家庭料理に限らず地元ならではの料理も紹介しています。6月4日の放送では、東海地方ならではのソウルフードに関するおたよりをパーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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岐阜・中津川の五平餅が大好き!

まず話題になったのは、中部地方に伝わる郷土料理として知られる「五平餅」。
俵のような形でタレのついたお餅で、2018放送のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でブームとなりました。

実はひと口に五平餅と言っても、地域によってタレの味つけや形にが違っています。

「五平餅が大好きで、特に中津川の五平餅が大好きです。幼い頃おじいちゃんが作ってくれた五平餅はちょっと大きめな団子型で、クルミが入っていて香ばしい逸品でした。

中津川の五平餅、専門店はもちろん団子型ですが、食べやすいサイズで、若い頃は20本ぐらい食べられました。もしかしたら、今でも食べられるかもわかりません。

いま住んでいる三河地方ではわらじ型が多いのですが、これもまたおいしいです。でも食べる時に口の周りが汚れるのがちょっと困りますが…。

豪快にパクリ!もいいですが、こどもが口の周りをくちゃくちゃに汚して食べている姿は圧巻で、五平餅というのは素晴らしい食の文化だと思います」(Aさん)

長野にある絶品のおまんじゅう

長野県でも五平餅は有名ですが、他にもおいしいお菓子があるとのおたよりも届きました。

「五平餅の話で長野県下伊那郡の方がおられましたが、下伊那郡阿南町のつるやまんじゅうはすごくおいしいです。

私の旦那は30年前になりますが、パソコンの営業で阿南町の小中学校を回っていました。その時に買ったつるやまんじゅうがすごくおいしかったと言ってました。

何年か前、スキーの帰りに買ってきてくれたので食べましたが、本当においしかった!
地方発送もしていてネットでも買えるそうなので、取り寄せてみてください」(Bさん)

なお、つるやまんじゅうは沖縄産の黒糖と北海道十勝地方の小豆を使用したおまんじゅうとのことです。

「ぶたじる」と読む地域は?

食べ物で地域性のあることといえば、地域によって呼び方が異なる食べ物があります。
その代表例が豚汁。「とんじる」と読む人と「ぶたじる」と読む人に二分されますが、全国的にどちらが多いのでしょうか?

ちなみにJタウン研究所による2014年2月の調査では、全国の約68.5%の方が「とんじる」と呼んでいたとのことです。

また地図で知られるゼンリンが昨年発表した調査では、「とんじる」と読む地域が多いものの、北海道や福岡県、宮崎県など九州地方の多くで「ぶたじる」と呼ぶ割合が8割を超え、富山県や三重県でも『ぶたじる』と呼ぶケースが多く、「ぶたじる」派はある地域に集中して見られるようです。

「我が家でも昔から『ぶたじる』と呼んでいまして、そもそも『とんじる』と読むのは重箱読みなので不自然だと思っています。

私見ですが、豚を食べる習慣のあった琉球・薩摩が発祥で『ぶたじる』と呼ばれていたものの、全国に広がってからは東京にはトンカツという言葉があって、その流れで『とんじる』と変化していったんではないでしょうか」(Cさん)

豚しゃぶ、豚キムチ、お好み焼きの豚玉、トンテキと、同じ豚を使った料理でもいろいろな言い方があるのは、牛肉や鶏肉にはない特徴ですね。
(岡本)
 

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