肌にツルツル、とろりと優しいお湯。新穂高・中尾温泉「焼乃湯」
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。5月30日の放送で紹介したのは、岐阜県高山市の新穂高・中尾温泉「焼乃湯」を紹介しました。温泉マニアの高田をも満足させる充実の香りとは?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く中尾温泉はどこにある?
新穂高温泉は2つの場所に分かれています。新穂高ロープウェイに向かって行く辺りにある新穂高温泉と、途中で別の山を登っていく中尾高原の温泉の2ヵ所が「新穂高温泉」の名称で呼ばれています。
この日紹介したのは中尾温泉で、奥飛騨温泉郷の一番奥の中尾高原にあります。
現地へはCBCラジオのある名古屋の中心部から210キロ。車なら3時間ほどで到着します。
公共交通機関だと、高山から高速バスで高山バスセンターまで行って、そこから乗り換えて中尾高原まで行くのがいいようです。
名古屋駅から上手く乗り継げば、4時間半ほどで到着します。
温泉街あるある
高田「新穂高はでっかいホテルがすごく多いんですよ。中尾高原は旅館が多いです。木造建築のものが主流になっておりますねえ」
高田アナが訪れた旅館「焼乃湯」は焼岳の登山ルートの入り口近くにあるそうです。周辺には焼岳にちなんだ名前の旅館が多いとか。
焼乃湯に着くまでの「温泉街あるある」を紹介する高田アナ。
まずカーナビに電話番号を入力して出発。しかしカーナビ通り行っても辿り着けず。この辺なんだけど、というところまで来てウロウロ。
結局、中尾高原のバス停に全旅館の名前が書いてある案内板を発見。それで現在位置を確認して旅館へたどり着いたそうです。デジタルで迷いアナログで助かるのが「温泉街あるある」だそうです。
電話した方がいいかも
高田「最後の曲がるところに、旅館の小っちゃい看板が出てた。これでした。さっき見落としてました。そんな感じです」
最後の最後は細い道を下りて駐車場に到着。10台ほど停められる広さがあり、日帰り入浴の方も十分停められるとのことでした。
「焼乃湯」は木造で趣のある佇まいで、入浴料800円。
日帰り入浴は、だいたい旅館ではチェックアウトからチェックインまでの間の時間に営業していることが多く「電話してから行った方が確実」と付け加える高田アナ。
広い露天風呂
まず高田アナが案内されたのは、内風呂ではなくて露天風呂。
露天は少し離れたところにあり、屋根は上半分ほどしかないので「雨の日は大変」と推測。
露天風呂の脱衣場は狭くて簡素な作りなので、「譲り合いの精神が必要」と続けます。またカギのかかるロッカーはないとのこと。
浴槽は、10人は楽に入れるぐらいの大きさで、前述のように屋根が半分かかっていて、もう半分は完全な露天。広い露天風呂という印象だったそうです。
源泉の匂いを夢想する
高田「お湯は無色透明でゆで卵の香りが強い温泉らしい温泉です。肌にツルツルで、とろみも感じるぐらいの優しいお湯、そんな印象です」
湯の温度はおよそ41度とやや熱めとのこと。
泉質は緩和性低張高温泉で、源泉の温度は沸騰寸前の94.9度。もちろん加水で温度調節しているので、かけ流しで入れます。
高田「加水していても、あれほどのゆで卵の香りの強さには驚きましたね。冷やす水が混ざってない状態だとどんな感じなんだろうって思います」
加水前のゆで卵の香りを想像して胸を躍らせる、温泉マニアの高田でした。
最後にひとつ、高田の実体験と注意事項です。
高田「ここ、浴槽の脇に、水がジャーっと出てるんですよ。飲んでみたら非常に美味しい水でした。良い子の皆さんは絶対宿の人に確認してください」
新穂高・中尾温泉「焼乃湯」、登山の帰りに温泉で癒されてみては?
(尾関)